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福島 試験的たこかご漁始まる7月14日 9時46分
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福島県沖で先月から始まった試験的な漁で、新たに小型船を使った「たこかご漁」と呼ばれる方法でのタコとツブ貝の漁が始まり、福島県漁連では来月にかけて10日間、漁を行って、東京など県外への出荷を目指すことにしています。
原発事故のあと、すべて自粛されてきた福島県沖の漁業の本格的な再開を検討するため、福島県漁連では先月から、放射性物質の検査態勢を築くことや消費者の反応を見ることを目的とした試験的な漁を行っています。
14日からは小型船を使い、サンマなどの餌を付けた「かご」を海に沈めて魚介類を採る「たこかご漁」が始まりました。
相馬市の松川浦漁港では、午前2時半ごろ、漁に参加する6隻の漁船の乗組員が集まり、地元の漁協で試験的な漁の検討委員長を務める佐藤弘行さんが、「先月の底引き網の漁が大変好評だったのを引き継いでもらい、事故のない漁を行って福島県の漁業の復旧に当たってほしい」と激励しました。
そして、乗組員たちはそれぞれの船に乗り込んで次々と出港していきました。
漁は先月と同様に、相馬市の沖合およそ60キロの海域で3種類のタコとツブ貝に限定して行われ、来週、水揚げされて放射性物質の検査が行われます。
福島県漁連では、来月にかけて、合わせて10日間、この方法で漁を行うことにしていて、タコとツブ貝はまず福島県内に出荷し、消費者の反応を見ながら東京など県外への出荷を目指すことにしています。
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