自殺した大津市の中2男子生徒が通っていた中学校。家宅捜索を受ける異例の事態になって以降、校長が14日夕、初めて記者会見した。身ぶり手ぶりを交えながら、淡々とした表情で「まずかった」と釈明した。
会見には約50人の報道陣が詰め掛けた。質問は、生徒が自殺した6日前、いじめの報告が別の生徒からあり、教員5、6人で話し合ったことに集中。校長は、この場で教員らはいじめの疑いに気付かなかったと述べ、「子どもを見る目がまずかったことは否めない」と説明した。
報道陣は「(教員の)一人もいじめを疑わなかったのか、確認してください」とあらためて追及。校長からの明確な回答はないまま、会見は約2時間でいったん打ち切られ、午後7時から再開した。(共同)