Side ゼロ
「オーフィスは記憶力がいいな。あまり雑魚には興味を持たない奴だと思っていたぞ?」
「そうでもない。我、今までのことしっかり覚えてる」
おかげで裏切り者や幹部クラスの詳細な情報も割れてくれた。やっぱりオーフィスは純粋だよな。こんないい子を利用する曹操、許せんな。
まあ俺もそれを利用して情報を聞き出したんだけどさ。
「テロリストに『神滅具』所有者が三人もいるなんて・・・・・・」
「なななっなんでテロリストなんかやってるんですか!?」
「我、グレートレッド倒せれば利用されててもそれでいい」
ロスヴァイセも最初は警戒していたがなんだかんだ言って打ち解けているな。まあ純粋且つ無口だもん、わかりにくい奴だが悪い奴ではないしな。
「『黄昏の聖槍』、『絶霧』、『魔獣創造』。三つとも上位神滅具か」
しばらく思考の海に入り、ある四つの武器の名を思いついた。
「『勝利の白透弓』に『無法の黒天秤』、『戦争の赤覇剣』と『青影の闇牙獣』でも探すか」
「なんですかそれは、神器なんですか?」
ロスヴァイセが俺の呟きに出てきた名前のことを聞いてくる。
「ヨハネの黙示録に出てくる四騎士を知っているか?」
「他の神話体系についてはならっていますが、詳しくは知りません」
「そうか、なら調べてみるといいぞ。言っておくが、神器ではないぞ」
神器だと人間の手に渡ってしまうからな。あれは人の体には危険すぎる。
あれは本来死神が使うものだからな。どっかの遺跡の宝箱にあってもおかしくないものだ。
トレジャーハンターの手にでも渡れば大変なことになるものだ。
『Legion!』
俺は人型の下僕(?)を数体生み出して命令を与えて解き放つ。何者かの手に渡っているなら意地になってでも奪い取れと命令してな。
まあ、あの四つがあればこちらの戦力を大幅に強化できるな。
アザゼルやサーゼクスにでも協力を頼むか。
「我、その四つ、知ってる」
なんだと!
「どこにあるのか知っているのか!?教えてくれ!」
「昔、次元の狭間、白いやつの見付けた」
「次元の狭間か」
下僕(?)を一体呼び戻す。
「オーフィス、お前の蛇でこいつをそれがある場所まで案内してやってくれないか?」
「わかった」
オーフィスは蛇を作り出し、次元の狭間に投げた。俺の下僕(?)も投げ込む。
しばらく、と言うか数分たってから蛇と下僕は半透明な大弓を持って帰ってきた。
Side イッセー 同時刻
「ふぅ。今日も収穫なしか」
気落ちするように匙が言う。
毎日神父やシスターの格好で街中を徘徊するが一向に姿を見せない。フリードの野郎ならすぐにでも襲い掛かってくると思ったんだが。
そんなことを一人思っていた俺だが、先頭を歩いていた木場が急に歩みを止めた。
「・・・・・・祐斗先輩」
「殺気!?」
小猫ちゃんと俺も感じた。匙も少し遅れて気付いたようだ。
「上だ!」
匙が叫び、全員が上空を見上げた時、長剣を構えた白髪少年神父が降ってきた!
「神父の一団にご加護あれってね!」
木場が素早く魔剣を取り出してフリードの一撃を防いだ。俺もブーステッド・ギアを呼び出す。
「フリード!」
『Boost!』
「!その声と神器はイッセーくんかい?へぇぇぇぇ、これはまた珍妙な再会劇でござんすね!どうだい?ドラゴンパワーは増大しているかい?そろそろ殺していいかい?」
相変わらずのイカれ口調だぜ!
あいつの持っているのは間違いなく聖剣エクスカリバーだ!ゼノヴィアやイリナが持っていたものと同質の危なさを感じる。
俺たちは神父の服を脱ぎ捨て、普段の格好である制服の姿へ。
「伸びろ、ラインよ!」
ビューッ!
匙の手元から黒く細い触手らしきものがフリード目掛けて飛んでいく。手の甲には可愛らしくデフォルメ化されたトカゲの顔らしきものが装着され、その口から伸びていた。
「うぜぇっス!」
それを聖剣でなぎ払おうとするが、トカゲの舌は軌道を変えて下へと落ちていく。
ピタッとフリードの腰に張り付き、そのままグルグルと巻きついた。予めフリードが義手義足だって言っておいてよかった・・・・・・。
フリードは剣で舌を斬り払おうとするが、実体がないようにすり抜けて行った。
「そいつはちょっとやそっとじゃ斬れないぜ!木場!これでそいつは逃げられねぇ!存分にやっちまえ!」
やるじゃねえか!なるふど、先に足を止めるんだな!フリードは足が速いからな。逃亡できないようにするのは名案だ。
「ありがたい!」
木場は一気に詰めていく!二刀の魔剣でフリードを攻め立てていった。
「チッ!『光喰剣』だけじゃないってか!複数の魔剣所持、もしかして『魔剣創造』でございますか?わーお、レア神器持ってるとか中々罪なお方ですこと!」
フリードの野郎は口調とは裏腹に楽しそうだ。
「だが、俺様の持ってるエクスかリバーちゃんはそんじょそこらの魔剣くんでは―――」
ガギィィィィン!
破砕音を立てて、木場の魔剣が二刀とも砕ける。
「相手になりはしませんぜ」
「くっ!」
再び魔剣を作り出す木場だが、どうにもエクスカリバーの力は強大なようだ。真正面からじゃ勝てないぞ?
「木場!譲渡するか?」
「まだやれる!」
木場はサポートを拒否する。かなりいらついているみたいだ。
そりゃそうか。木場は一度ゼノヴィアのエクスカリバーにい負けている。二度も連続で負けるなんてあいつのプライドが許さないかもしれない。
最悪の状況になる前に『星片』を使ってくれればいいんだが。
「ハハハ。随分とエクスカリバーを見る目が怖いねぇ。もしかして、憎悪とか持ってるの?何があったか知らないけどさ!こいつで斬られると悪魔くんは消滅確定ですぜぇ?死んじゃうよ!死んじゃうぜ!死んじゃえよッ!」
飛び出してくるフリード!木場は幅の広い魔剣を作り出して受け止めようとする。あのバカ!
ガギィンッ!
青白い聖なるオーラを纏った聖剣の一撃は木場の剣を易々と砕いてしまう!
不味い!木場がやられる!と思ったとき、俺を浮遊感が襲う。
・・・・・・小猫ちゃん?どうして俺を持ち上げているのかな?
「・・・・・・イッセー先輩。祐斗先輩を頼みます」
豪快に投げられたぁぁぁぁ!?俺は便利アイテムじゃないんだよぉぉぉぉ!
「うおおおおおおっ!小猫ちゃぁぁぁぁぁぁん!」
悲鳴を上げながら木場に近付いていく。こうなったら破れかぶれだ!
「きばぁぁぁぁ!譲渡すっからなぁぁぁぁ!」
「うわっ!イッセーくん!?」
木場に飛びついた瞬間、神器で十分に高められていた分を譲渡する。
『Transfer!!』
音声が発せられ、木場にドラゴンの力が流れていく。
「もらった以上使うしかない!『魔剣創造』ッッ!」
ザンッ!
周囲一体に刃が咲き乱れる!路面から電柱から壁から、あらゆるところから様々な形の魔刃が出現した。
「チィィィ!」
フリードが舌打ちして自身に向かって伸びる魔剣を横なぎに破壊した。しかし左腕の義手を犠牲にする。
タッ!
一瞬の隙を見つけ、木場が魔剣を手に持って消えた。魔剣を足場にして、神速で縦横無尽に動き回る!
フリードは目で追っている!なんツー動体視力だ!アレを目で捉えているのかよ!
風を切る音と共に生えていた魔剣がフリード目掛けて飛んでいく!木場が魔剣から魔剣へ移動する時に一本抜いてはなったんだ!いや、一本だけじゃなく、無数の魔剣が四方八方からフリードへ飛んでいく!
「うっは!これは面白いサーカス芸だね!この腐れ悪魔がぁぁぁぁぁ!」
キン!キィン!キィィィン!
狂喜に彩られた表情でフリードは飛んでくる魔剣を一本一本打ち落としていった!
「俺様のエクスカリバーは『天閃の聖剣』!速度だけなら、負けないんだよッッ!」
フリードの持つ聖剣の切っ先がブレだし、ついには消え去った!それだけの速度で聖剣が動いているってことか!
周囲の魔剣をすべて破壊したフリードは最後に木場へ向かって斬りかかる。
「ダメか!」
木場が両手に持っていた魔剣は再び粉々になったいった!
「死・ね!」
フリードの強靭が木場に降り注ごうとしたとき―――。
グンッ。
フリードの身体が引っ張られて、体勢を崩した。
「やらせるかよ!」
匙だ!トカゲの舌を引っ張って、フリードの構えを解いたんだ!同時にトカゲの舌が淡い光を放ち始める。
「これは!クッソ!俺っちの力を吸収するのかよ!」
「へっ!どうだ!これが俺の神器『黒い龍脈』だ!こいつに繋がれた以上、お前さんは力を俺の神器に吸収され続ける!そう、ぶっ倒れるまでな!」
随分と便利で敵にとって邪魔感が半端ない神器だな!
「ドラゴン系神器か!一番厄介な系統だねぇ。所期状態は大したことなくても、成長した時の爆発力が他系統の神器と違って段違いに凶悪だから怖い怖い。まったく、忌々しいことこの上ない!」
フリードがエクスカリバーで取り払おうとしても、匙の神器は無傷。
なんだかわからないけど味方だとナイスな神器だ!
「木場!文句言ってられない!とりあえず、そいつを倒せ!エクスカリバー問題は次でいいだろう!こいつ、マジで危ねぇ!こうして敵対しているだけで危ない気をびしびし感じるしよ!このまま放置してたんじゃ、俺や会長にまで害がありそうだ!俺の神器で力を吸収して弱らせるから、一気に叩け!」
匙が作戦を提案する。いい案だ。正直、それがベストだと思う。
こいつの危険性は本物だ。この場で始末しておいたほうがいいに決まっている。
「不本意だけど、ここで君を始末するのには同意する。奪われたエクスカリバーはあと二本ある。そちらの使い手に期待させてもらうよ」
「ハッ!他の使い手さんより俺様のほうが強いんだぜ?つまりだ!俺を四人がかりで倒した瞬間、満足な相手はいなくなるってことでございますよ!いいんかい?俺を殺したら満足できる聖剣バトルは出来なくなるぜ?」
木場ぁぁぁぁ!そんな挑発に乗るなよぉぉぉぉ!
クソッ!面倒くさい相手だ!フリードの野郎め!
「ほう、『魔剣創造』か?使い手の技量しだいでは無類の強さを発揮する神器だ」
そのとき、第三者の声が届いた。
「バルパーの爺さんか」
この爺さんが木場の仇敵!?
「バルパー・ガリレイッ!」
憎々しげに木場は初老の男を睨む。
「いかにも」
バルパーは堂々と肯定した。
「フリード。何をしている」
「じいさん!このわけのわからねぇトカゲくんのベロが邪魔で逃げられねぇんスよ!」
「ふん。聖剣の使い方がまだ十分ではないか。お前に渡した『因子』をもっと有効活用してくれたまえ。そのために私は研究していたのだからね。体に流れる聖なる因子を出来るだけ聖剣の刀身に込めろ。そうすれば自ずと切れ味は増す」
「へいへい!」
フリードの持つ聖剣にオーラが集まりだし、輝き始める。
「こうか!そらよ!」
匙の神器が難なく切断され、フリードを捉える術が取り払われた!
「逃げさせてもらうぜ!次に会うときこそ、最高のバトルだ!」
「逃がさん!」
捨て台詞を吐くフリードに剣を振るうものがいた。
ギィィィン!
ゼノヴィアだ!
「やっほ。イッセーくん」
「イリナ!」
いつの間にかイリナも駆けつけていた。イリナの顔色(?)も最初よりはマシになっている。
「フリード・セルゼン、バルパー・ガリレイ。反逆の徒め。神の名のもと、断罪してくれる!」
「ハッ!俺の前で憎ったらしい神の名を出すんじゃねぇや!」
斬戟を繰り広げるゼノヴィアとフリード。奴は懐に手を突っ込み、光の球を取り出した。
「バルパーの爺さん!撤退だ!コカビエルの旦那に報告しに行くぜ!」
「致し方あるまい」
「あばよ、教会と悪魔の連合どもが!」
フリードは球体を路面に投げ放つ。
カッ!
眩しい!予め身構えておいてよかった!
「追うぞ、イリナ」
「うん!」
「僕も負わせてもらう!逃がすか、バルパー・ガリレイ!」
ゼノヴィアとイリナと木場はその場を駆け出した。
「お、おい!木場!ったく!何なんだよ!」
俺はつい毒づいてしまう。
取り残された俺たち三人は戦闘体勢を解き、息を整えていた。そのとき、背後に気配を感じる。
「力の流れが不規則になっていると思ったら」
「これは困ったものね」
聞き覚えのある声に振り返ると。
「イッセー、どういうこと?説明してもらうわよ」
険しい表情の部長と、会長様の姿があった。
俺と匙は一気に青ざめた。
その日、俺と匙の尻は死んだ。
その日も俺はアーシアと一緒に寝ていたのだが、深夜、俺はかつてないプレッシャーを感じて目を覚ました。
俺はベッドから飛び起きて、窓の前に立つ。
「・・・・・・クソ神父ッ!」
俺の家の前から挑戦的で下品な笑みを浮かべる白髪の少年神父フリードがいた。
あのあと何があったんだ!?
奴はこちらを手招きする。
「やっほー、イッセーくん、アーシアたん。ご機嫌麗しいねぇ。元気してた?見ない顔が二人もいるけどなに?空気読めなかったの、僕ちん」
相変わらずふざけた口調で話しかけてくる。傷付いた義手義足も取り替えたようだ。
「何か用か?」
俺は問うが野郎は嘲笑しながら肩をすくめるだけだ。
部長が何かに気付き、空を見上げた。・・・・・・黒歌さんとロスヴァイセさんはすでに上を見上げていたけど。
俺も空を見上げると、月をバックに浮かんだ者がいた。漆黒の翼を生やした・・・・・・男の堕天使!しかも翼の数が十枚!
装飾の凝った黒いローブに身を包む若い男の堕天使。
「はじめましてかな。グレモリー家の娘。紅髪が麗しいものだ。忌々しい兄気味を思い出して反吐が出そうだよ。北欧のヴァルキリーがいるのは何故かな?」
「ごきげんよう、堕ちた天使コカビエル。それと私の名前はリアス・グレモリーよ。お見知りおきを。一つ付け加えさせてもらうなら、グレモリー家と我らの魔王は最も近く、もっとも遠い存在。この場で政治的なやり取りに私との接触を求めるなら無駄だわ」
こいつがコカビエル!?
「そんなつもりでわざわざ来たわけではない」
コカビエルは腕を組みながら答える。
「俺たちの根城に三匹ほど来たんで歓迎したんだが、すべて逃がしてしまってな。一匹でも捕まえられれば土産として持ってきたところだ」
コカビエルはつまらなさそうに言う。奴の話だと木場とゼノヴィア、イリナのことだろう。
「魔王と交渉などと言う馬鹿げたことはしない。まあ、妹を犯して殺せば、サーゼクスの激情が俺に向けられるかもしれないな。それも悪くない」
部長は侮蔑したような目でコカビエルを睨む。
俺は小声でロスヴァイセさんに聞く。
「ゼロ兄はどうしたんですか?」
「そ、その、ゼロさんはついさっきとある方とお出かけしました~」
ロスヴァイセさんは気まずそうに目を逸らした・・・・・・。これってピンチ?やばくねぇ?
「半透明な大弓を持ってオーフィスと出かけたにゃ」
黒歌さんが教えてくれる。ゼロ兄・・・・・・。
「それで、私との接触はなにが目的かしら?」
部長の問いにコカビエルは聞きとして告げる。
「お前の根城である駒王学園を中心にしてこの町で暴れさせてもらうぞ。そうすればサーゼクスも出てくるだろう?」
「そんなことをすれば、堕天使と神、悪魔との戦争が再び勃発するわよ?」
「それは願ったり叶ったりだ。エクスカリバーでも盗めばミカエルが戦争を仕掛けてくれると思ったんだが・・・・・・寄越したのは雑魚のエクソシストどもと聖剣使いが二名だ。つまらん。あまりにつまらん!―――だから、悪魔の、サーゼクスの妹の根城で暴れるんだよ。ほら、楽しめそうだろう?」
舌打ちする部長。よっぽどブチギレているようだ。
ところでこのコカビエル、堕天使陣営から自分が弾き出されようとしていることを知らないのかな?
「戦争狂め」
部長は忌々しそうに呟く。
「そうだ。そうだとも!俺は三つ巴の戦争が終わってから退屈で退屈で仕方がなかった!アザゼルもシェムハザも次の戦争に消極的でな。それどころか、神器なんてつまらんものを集めだしてわけのわからない研究に没頭し始めた!そんなクソの役にも立たないものが俺たちの決定的な武器になるとも限らん!・・・・・・まあ、そこのガキが持つ『赤龍帝の篭手』クラスのものならば話は別だが・・・・・・早々見付かるわけでもないだろう」
コカビエルの視線が俺に及ぶ。・・・・・・すんげぇプレッシャーだ。
「俺はお前の根城で聖剣を巡る戦いをさせてもらうぞ、リアス・グレモリー。戦争をするためにな!サーゼクスの妹とレヴィアタンの妹、それらが通う学び舎だ。さぞ、魔力の波動が立ち込めていて、混沌が楽しめるだろう!エクスカリバー本来の力を解放するのにも最適だ!戦場としては丁度いい」
「ひゃははは!最高でしょ?俺のボスって。いかれ具合が素敵に最高でさ。俺もついつい張り切っちゃうのよぉ。こんなご褒美までくれるしね」
フリードの取り出したのは―――エクスカリバー!
両手に一本ずつ!腰にも一本帯剣してやがる!
「右のが『天閃の聖剣』、左のが『夢幻の聖剣』、腰のは『透明の聖剣』でござい。あの女の子達が持っていた『擬態の聖剣』と『破壊の聖剣』もゲットしちゃいたいところですなぁ」
「バルパーの聖剣研究、ここまで来れば本物か。俺の作戦についてきたときは正直怪しいところだったがな」
「エクスカリバーをどうする気なの!?」
部長が問う。コカビエルは十枚の翼を羽ばたかせ、学園のほうに体を向けた。
「ハハハ!戦争をしよう、魔王サーゼクス・ルシファーの妹リアス・グレモリーよ!」
フリードのやろうが懐から目くらまし用のアイテムを発行させる!またこれか!
「イッセー!学園へ向かうわよ!ロスヴァイセはなんとかしてゼロと連絡を取って!あと黒歌も付いてきて!」
「はい!」
「は、はい!」
「わ、私はついでなの・・・・・・?」
堕天使の幹部が相手と言う大決戦が始まろうとしていた!
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