Side イッセー
「この手の『はぐれ悪魔祓い』の組織は決まって聖堂に細工を施してるんだ。聖堂の地下で怪しげな儀式を行うものなんだよ」
「どううして?」
「いままで敬っていた聖なる場所、そこで神を否定する行為をすることで、自己満足、神への冒涜に酔いしれるのさ。愛していたからこそ、捨てられたからこそ、憎悪の意味を込めてわざと聖堂の地下で邪悪な呪いをするんだよ」
「イカレてるな。聖堂ってどの辺りだ?」
「入り口から聖堂までは目と鼻の位置。一気にいけると思う。問題は聖堂の中へ入り、地下への入り口を探すことと、待ち受けているであろう刺客を倒せるかどうか」
俺たちはいま、古ぼけた教会の前で木場と作戦会議(?)を行っている。
覚悟は出来た。後は乗り込むだけだ!
入り口をくぐり、一気に聖堂まで走りぬく。
勢いよく両開きの扉を開き、聖堂に足を踏み入れた。
長椅子と祭壇、見た感じは普通の聖堂だ。いや、十字架に貼り付けになっている成人の彫刻の頭部が見事に破壊されている。
なんとも不気味なものだ。
「ご対面!再会だねぇ!感動的だねぇ!」
聖道内に鳴り響くカチャカチャという金属の合わさる音。
音のなるほうを見れば、金属製の鎧のような義手義足をしたあの白髪のイカレ神父がいた。
フリードとか言ったか?こいつが第一の刺客ってところか・・・・・・。
Side ゼロ
どうやらイッセーたちが戦闘を始めたみたいだな。
しかしあの神父、まさか義具まで用意してイッセーを出迎えてくれるなんてな。いい踏み台になってくれることだろう。
「き、貴様・・・一体なにも、のだ・・・・・・最上級・・・悪魔・・・・・・いや、魔王級・・・の、まりょ、くだぞ・・・・・・」
「ミッテトルテと言ったか?まだしゃべれるだけの気力があったとは恐れ入る」
俺は近くに転がっている堕天使のうちの一人に歩み寄りながらしゃべる。無論、この問いに答えるつもりはない。
体中が泥や血で汚れボロボロになり、黒かった翼はズタスタに引き裂かれて血で真っ赤になっている。
「素直に死ぬか気絶していればよかったものを」
男堕天使のドーナシークだったかは既にあの世に行っている。心臓の動く音が既に聞こえていない。
「ひっ、やめっ!」
グシャッ。
氷の槍が堕天使の頭を貫き、絶命させる。
あとは死体の処理だけだな。燃やして灰だけにしようにも、それだと骨が残ってしまう、だから。
『お前も存外非情だな』
「殺しには慣れてしまっているからな」
俺の返答にストラーダはクックックと笑う。
『ガキん時からあんなことやってらそうなるわな』
「まあな。さて、行くか」
『Lost』
神器特有の機械音声のような音が響く。その瞬間、堕天使たちの死体と飛び散った血はは抉られたように窪んだ地面を残して消えていった。
羽根はちゃんと回収済みだ。
『Encounter』
再び神器の音声が響く。
それと共に俺の目に道標のような金色のラインが地面に引かれるのが映る。
「こっちか」
俺はそのラインをたどって歩き出す。
さてさて、リーダー株の堕天使ちゃんはどうしようかな。生け捕りとか?
まあ生きていて使えそうだったらそうするか、イッセーが原作通りにならない、俺はそれを確信を持って言える。
何故かって?俺がそういう仕掛けを施したからさ、イッセーの身体にな。
Side イッセー
「なあ、神様!神様、いるんだろう!?悪魔や天使がいるんだ、神様だっているんだよな!?見てるんだろう!?これを見ていたんだろう!?」
俺はアーシアの亡骸を抱いたまま天井に向かって叫ぶ。
「この子を連れて行かないでくれよ!頼む!頼みます!この子はなにもしてないんだ!ただ、友達がほしいんだよ!ずっと俺が友達でいます!だから、頼むよ!この子にもっと笑ってほしいんだ!なあ、頼むよ!ねぇ神様ッ!!」
俺の言葉に答えてくれるものは誰もいない。
目からは涙が止め止めなく溢れ出てくる。
「あれが悪魔になったから、ダメなんスか!?この子の友達が悪魔だからなしなんスか!?」
悔しさに歯噛みした。
力がない。俺には力が全然ない。せめて、もっと悪魔としての力があれば・・・・・・。
アーシアを救えるだけの力があれば・・・・・・。
妖怪のお姉さんは言っていた、強い感情が、思いが俺の神器を強くすると。
足りなかったのか?思いが、感情が?
「あら、こんなところで悪魔が懺悔?それともお願い事でもしてたのかしら?」
後方から聞こえて来たのは堕天使レイナーレの声だ。
振り返ると、俺を嘲笑する堕天使の姿がある。
ドクンッ
「見てご覧なさい。ここへ来る途中、下で、『騎士』の子にやられてしまった傷」
レイナーレが自身の傷口に手を当てる。
淡い緑色の光が発せられ、傷を塞いでいく。
「見て、素敵でしょう?どんなに傷ついても治ってしまう。神のご加護を失った私たち堕天使にとってあの子の神器は素晴らしい贈り物だったわ」
贈り物だと?
ソレハ アーシア ノ モノ ダロウガ
ドクンッ
「堕天使を治療できる堕天使として、私の地位は約束されたようなもの。偉大なるアザゼル様、シェムハザ様、お二方の力となれるの!こんなに素敵なことはないわ!ああ、アザゼル様・・・・・・。私の力を、私の力をあなた様のために・・・・・・」
「・・・・・・」
ソレハ アーシア ノ チカラ ダロウガ
ドクンッ
「返セヨ」
「え?」
ドクンッ
「アーシアヲ返セヨォォォォォォォ!!」
『Strong Dragon Booster!!』
カチッ
俺の中で何か二つ以上のものが繋がった。
(なんだこれは!?俺はこんなもの知らないぞ!?俺の力を何かが増幅しているのか!?)
「きゃぁぁぁ!?なんなのよそれは!それは『龍の手』じゃないの!?なんなのよ!?この肌に伝わる魔力の波動・・・・・・魔の波動は中級・・・・・・いえ、上級クラスの悪魔のそれ!」
(増幅されたにしては異常だ!暴走の数歩手前ではないか!こんなことをして宿主の体は無事なのか!?)
「く、来るなぁぁぁぁ!!」
(なっ!?こいつの体に止血の処理が施され始めただと!?しかも自然治癒能力までブーストされているではないか!!)
「嘘よ!こんなの嘘だわ!わ、私は究極の治癒を手に入れた堕天使よ!『聖母の微笑』を手に入れ、この身に宿した私は至高の存在と化しているの!シェムハザ様とアザゼル様に愛される資格を得たのよ!」
(これは・・・・・・神器所有者の肉体を神器に合わせるシステム?たしかに今代の宿主は色々と才能がないようだがこれは自身の神器の”才”を後付するためのものなのか?)
「い、いや!来ないで!」
(延命処置用のシステムまである・・・・・・しかもわざと俺に見つけられるような場所に!)
「ひっ!ごめんなさい!神器も返すから!止めてよぉぉぉぉ!!」
(この堕天使の娘・・・・・・死んだな)
「イッセー、目を覚ませ」
「あれ?」
俺はゼロ兄の声で目を覚ます。
ひどく目が冴えている。一体何があったんだ?
「たしかアーシアの神器が奪われて、それで・・・・・・」
「ほら、足元を見てみろ」
俺は言われたとおりに足元を見る。
そこには黒い翼をもぎ取られ、体中を傷だらけにし、両腕で体を守るように抱えて震えるレイナーレの姿があった。
彼女の目にはありありと恐怖が見えている。
「そうか、俺がやったのか」
「記憶は残っているか?」
「ぼんやりと」
俺が答えるとゼロ兄はそうか、と一言だけ呟いて振り返った。
「いやー。まさか半ば暴走して堕天使を倒しちゃうなんて」
ゼロ兄が向いた方向には、呆れたような笑顔を浮かべた木場が地下から出てきていた。
「遅ぇよ、色男」
「部長に邪魔するなって言われていたんだ」
部長が?
「ええ、その通りよ。あなたなら倒せると思っていたわ。暴走したのは予想外だったけど」
声のするほうに振り向けば、紅の髪を揺らしながらリアス部長が笑顔で歩いてくる。
「そうですか。・・・・・・すみません、結局暴走しちゃいました」
「まあそれは半分くらい俺のせいなんだがな」
「「「「「え?」」」」」
俺が部長に謝ると、ゼロ兄がとんでもないことを口にした。
小猫ちゃんや木場、朱乃さんも驚いている。
「ほら、イッセーって才能ないから」
『俺が自慢の能力で才能を底上げする術式を打ち込んでおいたってわけよ!まあ今回はそれが激情と相まって暴走の引き金になったみたいだけどよぉ』
才能なくてごめんなさい・・・・・・・ってだれ?
「イッセーにはまだ紹介していなかったな。こいつは俺の持つ神器の『真星龍神の核』に宿るドラゴンだ」
『俺は『大宇宙の真星龍神』ストラーダって言うんだ。よろしくなエロガキ!』
なんかすごいの来たぁぁぁぁぁぁぁぁ!? 龍神!?ゼロ兄ってを龍神を体に宿していたの!?
龍の神とか最強じゃね!?
「ああ。いまの俺は世界で一、二を争えそうなくらいな。前はそうでもなかったけど」
強すぎだろ!悪魔とか神とかがいる世界で一二を争えそうな実力って!?
「さて、そろそろ話を進めようか」
「そうね」
ゼロ兄がそう言うと、全員の視線が床で丸くなって震えているレイナーレへと注がれた。
「朱乃」
「はい」
朱乃さんが手を上にかざす。すると、宙に水らしきものが生まれてくる。
これが魔力って奴か。
朱乃さんは生まれた水の塊をレイナーレにぶっかけた。
バシャッ!
水音の後、「ゴホッゴホッ!」と咳き込むレイナーレ。冷静になったのか、周囲を見回しだし、顔を青くした。
「ごきげんよう、堕天使レイナーレ」
「グレモリー・・・・・・」
「はじめまして、私はリアス・グレモリー。グレモリー家の次期当主よ。短い間でしょうが、お見知りおきを」
部長は笑顔で言っているが、レイナーレは顔を青くしたままだ。
自分の状況をよくわかっているみたいだ。
「こ、今回のことは私に協力してくれている堕天使もいるわ。私が危うくなっとき、彼らは私を―――」
「おい、協力者ってこの三人のことか?」
レイナーレの言葉を遮ってゼロ兄が三枚の黒い羽を取り出した。
羽を見て、レイナーレの顔はこっちが気の毒になってくるほど真っ青になっている。
「イッセー、堕天使の羽には個体差があって、同族にはそれが見分けられるのよ」
なんで羽をいただけでそこまで絶望するかわかっていないところに部長が説明してくれた。
これってゼロ兄が先に始末しておいた、って言うこと?
部長が俺の左腕に目を向ける。篭手を見ているようだ。
「・・・・・・赤い龍?この間までこんな紋章はなかったはず。そう、そういうことなのね」
少しだけ部長が目元が驚いているように見える。
「イッセーが堕天使に勝てた一番の要因がわかったのよ」
部長が静かに述べる。
「堕天使レイナーレ。この子、兵藤一誠の神器はただの神器じゃないわ。それがあなたの敗因よ」
部長の言葉にレイナーレは怪訝そうに眉をひそめた。まだ顔が青いけど。
「『|赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア』、神器の中でもレア中のレア。こてに浮かんでいる赤い龍の紋章がその証拠。あなたでも名前ぐらいは知っているでしょう?」
部長の言葉を聞いてレイナーレは驚愕の表情を浮かべる。
「ブ、ブーステッド・ギア・・・・・・『神滅具』の一つ。一時的にとはいえ、魔王や神すらも超える力が得られるという・・・・・・あの忌まわしき神器がこんな子供の手に宿っていたというの!?」
「言い伝えどおりなら、人間界の時間で十秒ごとに持ち主の力を倍にしていくのが『赤龍帝の篭手』の能力。最初が位置でも十秒後と二倍になっていけば、いずれ上級悪魔や堕天使の幹部クラスの力になるわ。そして、極めれば神すら屠れる」
マジですか、部長!?神様、倒せるの!?
そう言えばゼロ兄が非常に強力なものって言ってた・・・・・・。
「ゼロ、ストラーダ、あなたたちイッセーの神器が『赤龍帝の篭手』だと気付いていたわね?」
俺はゼロ兄のほうを見る。ストラーダともども口笛なんか吹いている。
「部長」
「何?」
笑顔の部長。俺は申し訳なくなって、頭を下げた。
「すみません。あのとき、俺がアーシアを助けに行くって言った時に部長が手を貸してくれないからって、すごく失礼なことばかり言って・・・・・・、でも、部長は裏で動いてくれていて・・・・・・」
心底謝りたかった。そんな俺の頭を部長は撫でてくれる。
いつの間にか俺は泣いていた。そう、俺は目的を果たせなかったのだから。
「ぶ、部長・・・・・・お、俺、アーシアを・・・・・・守ってやれませんでした」
「泣くことないわ。今のあなたの姿を見て、誰があなたを咎められるというの?」
「でも・・・・・・でも、俺は・・・・・・」
部長が俺の涙を掬う。
「いいのよ。あなたはまだ悪魔としての勉強が足りなかっただけ。ただ、それだけよ。強くなりなさい。私の兵士、イッセー」
「はい」
俺、頑張ります。絶対に強くなります。
「じゃあ、最後のお勤めしようかしら」
途端に部長の目が鋭くなり、冷酷さを帯びる。
「消えてもらうわ、堕天使さん」
冷たい口調だ。殺意が篭っている。
「もちろん、その神器も回収させてもらうけど」
レイナーレがガクガクと震えだす。
部長の手がレイナーレへ向けられる。一気に殺す気か。
「俺、参上」
そのとき、穴の開いた壁から人影が現れる。
神父―――フリード・セルゼン。
左腕の義手を捨てて逃げたくせに、一度戻ってきたのか?
「わーお!俺の上司がチョーピンチくせぇ!どうしたものか!」
「助けなさい!私を助ければ褒美でもなんでも上げるわ!」
フリードはニンマリといやらしい笑みを浮かべる。
「んーんー。天使様から素敵な命令をいただきました。え?それって、エッチなこともOKなんですか?俺的に天使様を抱いちゃうなんて最高の名誉なわけで、ステータスになると思うわけで」
「ふざけないで!私を助けるのよ!」
怒りに顔を歪ませるレイナーレ。焦っているように感じた。
いや、焦っている。「人間ごときが私を裏切るなんてことはあってはならない!」とか素で思っているんだろうな。
「あららららららららら、俺的に本気と書いて○○○だったわけですが・・・・・・。つーか、それぐらい、いいじゃないですか、天使様。ダメですか?そうですか。なら、俺は消えますよ~。どうみても戦況不利マキシマムシュートじゃないですか」
フリードは体をクネクネさせながらふざけた口調で言う。
フリードは級に俺のほうに視線を向けて、満面の笑みを浮かべた。
え?俺?
「イッセーくん、イッセーくん。キミ、素敵な能力を持ってたのね。更に興味津々なり。殺しがいあるよねーッッ!キミ、俺的殺したい悪魔ランキングトップ5入りだからヨロシク。次にあったら、ロマンチックな殺し合いをしようぜ?」
とんでもない殺意を向けてくる。
冷たいものが俺の背中を伝った。俺への明確な挑戦状、殺害予告だ。
「じゃあね!バイバーイ!皆、歯磨けよ!」
手を振った後、フリードはその場から姿を消した。
「さて、下僕にも捨てられた堕天使レイナーレ。哀れね」
ガクガクと震えるレイナーレ。
少し可哀相と思ってしまうのは『夕麻ちゃん』に未練がある証だろう。
そのレイナーレの視線が俺に移る。途端に媚びたような目をしてきた。
「イッセーくん!私を助けて!」
その声は俺の彼女を演じていたときの物と同じものだ。
「この悪魔が私を殺そうとしてるの!私、あなたのこと大好きよ!愛してる!だから、一緒にこの悪魔を倒しましょう!」
レイナーレは再び夕麻ちゃんを演じ、涙を浮かべながら俺へ懇願して来る。
少しでも可哀相と思った俺がアホだったよ。
「グッバイ。俺の恋。部長、もう限界っス・・・・・・」
それを聞いた瞬間、堕天使は表情を凍らせた。
「・・・・・・私の可愛い下僕に言い寄るな。消し飛べ」
ドンッ!
部長の手のひらから放たれた魔力の一撃は、堕天使を跡形もなく吹き飛ばした。
後に残ったのは、なんともいえない感情と教会に舞う黒い羽だけだった。
聖堂の宙に淡い緑色の光が浮かぶ。
アーシアの神器だ。
「さて、これをアーシア・アルジェントさんに返しましょうか」
「で、でも、アーシアはもう・・・・・・」
そう、アーシアはもう生き返らない。結局、俺は彼女を救えなかった。
「イッセー、お前、大事なことを忘れていないか?」
ゼロ兄が口を開く。大事なこと?
「お前はどうやって悪魔になったんだ?」
ッッ!!
部長を見ると、紅いチェスの駒を出して見せてくれた。形状から察するに『僧侶』。
「前代未聞だけれど、このシスターを悪魔へ転生させてみるわ」
俺は不覚にも泣きそうになってしまった。
でもまだ早い。
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、アーシア・アルジェントよ。いま再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『僧侶』として、新たなせいに歓喜せよ!」
駒が紅い光を発してアーシアの胸に沈んでいった。同時にアーシアの神器も淡い緑色の光を発しながら彼女の体へ入り込んでいった。
少しして、アーシアの瞼が開き始めた。
「あれ?」
アーシアの声。二度と聞けないと思った。
部長は優しく笑みを向ける。
「悪魔も回復させる園子の力がほしかったからこそ、私は転生させたわ。ふふふ、イッセー、後はあなたが守ってあげなさい。先輩悪魔なのだから」
「イッセーさん?」
状況を理解できていないのか、首をかしげているアーシアを俺は抱きしめた。
「帰ろう、アーシア」
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