平成22年の検討部会を得て、9月の精神保健福祉審議会が始まる8月30日に県職員が米田副知事と嘉田知事に面談。
下記の報告をしている。
副知事の「都合が悪いことはないのか」という問いに、検討部会で様々な苦言や意見が出ていたにも関わらず「基本的にはない」と県職員が
返答。
5月11日に、嘉田知事は「精神で悩んでいる人たちに人権、生活向上や福祉の問題など総合判断をした審議会(精神保健福祉審議会)
の具申をいただいている」と発言している。しかし、実際は、精神保健福祉審議会が始まる前に、このような軽いやりとりだけで済ましてい
る。報告書は受け取っていないし、県職員も持って上がることはないと発言。秘書課にも、報告書のようなものはファイルされていないとい
う事実も公開請求で明らかになっている。
検討部会での議事録にもあるが、様々な問題提起は少しも考慮されず、自己都合だけで一方的に進めているような状態である。
メモ記録によれば、知事は「医療観察法医療により、医師の補充が出来れば有り難いことである」と発言。
精神障害者や地元の県民のことより、医師の補充だけを考慮する。面談の際の人権や生活向上という発言趣旨はどうなったのか・・?
また、面談の発言には、福祉の問題を総合的に判断してとあったが、「弁護士会やPSW会(精神保健福祉士会)は医療は評価するが反対し
ている」と県職員が報告している。福祉の問題から反対しているのに、福祉の問題を総合的に判断して進めるとは矛盾である。この法律は
「医療」だけで対応出来るものではない。
面談の際の知事発言は、実態に基づかない発言であった。
H22年8月30日知事への説明メモ