これが噂の
世界一怖い スカイサイクル だ!
大きめサイズの写真がたくさんあるので、ページの読み込みに時間がかかります。すみませんがご辛抱ください。

駐車場から見たスカイサイクル()。チューピーコースターが頂上のラインに沿って見えますが、そのすぐ下に重なるようにして存在します。ここに着いて初めてこの姿を目にすると、思わず「背筋に冷たいものが走る」見ような感覚を覚えます。

このスカイサイクルは、自転車のようなハンドル、サドル、ペダル、チェーンを備えて、ペダルをこぐことによって自力でレールの上を進む乗り物です。ほかには「なんとかサイクル」といった名称で存在したり、類似機種で「サイクルモノレール」というのもあります。それぞれちょっとづつ違いはあるようですが、とにかくどこにでもあるような遊具だといえます。

動力がいらないので、小規模なローカル遊園地やお子様向けの遊戯施設などにも備えられることが多く、普通は、「ほのぼの系」または「まったり系」遊具の代表といっても良いくらいの乗り物です。

鷲羽山ハイランドのスカイサイクルも、ハード面ではごく普通のスカイサイクルなのですが、設置場所が尋常でないため、これが「狂気のマシン」ともいえるようなアトラクションになっており、これまでに数多くの人をトラウマに陥れたと(一部で)噂されています。

実際に遊園地側も「世界一のスリル」と宣伝する、そんな「噂のスカイサイクル」を詳しく紹介します。

   
まずは、あまり怖くないところから

それでも、普通のと比べたら、十分怖そうですね

  
  
そして

ここが

一番怖いところでーす

思わず「ありえねェ〜〜!!」と叫びたくなる

   
   
どーです、この迫力

   
コースレイアウト

コースは通常どおりの周回コースですが、とにかく山の急斜面のところに設置してあるため、あまりサークルの幅はあまり大きくとれないので、このような中央部は間隔の狭い、ダンベル型になっています。

上の方、左側に駅舎が見えています。左回りで周回するコースとなっています。

中央部の下に細い道が見えますが、これが乗り場に至る通路です。

ふつうは前にカバーなどが付いている機種も多いようですが、ここのは「ほんとうに骨組みだけ」といった感じで恐ろしく簡素です。ベルトはほとんど役に立たないようなユルユルのものが申し訳程度に付いています。

前にママチャリの「買い物カゴ」みたいなのがあって、そこに手荷物を入れるので、まったく自転車風です。

ペダルをこいで進み、右手でブレーキを操作します。

    
こんなので、本当にはずれないのだろうか?

下に網みたいなのがありますが、これはもちろん乗り場だけのことです。

  
    
ちょっと角度を違えて見るとこんな風です。

ふつうこんなところに遊園地作るかー?

木もボサボサと自然に生えているところがすごいでしょ
ひたすらワイルド!

  
これが恐怖の第3コーナーだ!

こんどは少し近づいてのショットです

  
  
この迫力、いかがでしょうか?

もし落ちたら?・・・もちろん助からんでしょう

  
  
右(外側)に乗るか、左(内側)に乗るか・・・それが問題だ
あなたなら、どっちを選ぶ?

特に外側がすっごく怖いです

  
  

〜〜それでは順を追って乗り撮り写真を中心に紹介します〜〜
   
スカイサイクルへの道

階段をどんどん登っていくと、チューピーによる案内が・・・(「階段その3」の始まりのところ)

ここを「右でチュー」だよ

コースの下のジャングルみたいなところを通っている細い通路を歩いて、乗り場に至ります。

   
  
乗り場です

上の写真の通路を通って来ると、この乗り場の階段の右側の「隙間」みたいなところを「すり抜けるようにしながら」この場所に出ます。

こちら側から見るとちゃんとした通路があるようには見えないので、ライドを終えて、精神的に高揚してここを降りてくると、帰り道がわからなくなってしまいますのでご注意を。

   
こうやってスタッフの「お兄さん」に励まされてスタートします
  
さあ、乗り込みましょう

ベルトといったって、「締める」という感じからはほど遠い形だし、さらには、子供でも乗れるように(身長制限130cm〜)サドルが低くなっているのと、サドルとハンドルの距離が短めなので、私のような成人男性が乗ると、非常に「おさまりが悪い着座状態」となります。このため、ただ漕いでいるだけでも「ずり落ちてしまいそうな不安定感」をスタート時から感じます。

  
  
START ♪♪

  
  
でもまあ、前半はこんなものですから、余裕、余裕の「鼻歌まじり」です。

   
   
左下を見ると、駐車場〜エントランスのあたりが見えます。トップページの写真でこちらを眺めていた場所です。ちなみに、ドーム型の建物はアマゾン(ゲーセン)です。

  
  
しばらく行くと、最初の折り返し地点が見えます

おっと、左側に乗っているのがバレてしまいましたかな?(ちょっとへタレ・・・だってカメラを構えたりすると怖いんですよー、ホントに)

  
  
前半の折り返し地点

ナヌっ! 何とレールが草木に埋もれかかっている!

こんなメンテナンスの様子を見ると、全体的なレベルも察しがつくので、「信頼の絆」みたいなものは、いっぺんに吹き飛んでしまいます。

そういった「安心感のなさ」が全体に漂っているところがこのスカイサイクルの醍醐味の一つといっていいでしょう。

  
  
折り返すと、この最初のカーブでも瀬戸大橋を前方に見ることになります

  
  
カーブしながら中間部を望む

  
  
さあ、後半に突入です

  
ここでの瀬戸大橋も、手前に木の茂みがあって高さを感じないので
それほど怖くはないです

  
  
いよいよ問題の第3コーナーが見えてまいりました

  
  
ウぉ〜〜〜、こわっ!! (@_@) 

体がこわばってくるのがわかります

これで風が吹いていたりしたら、もう、最高ですよ

  
  
漕ぐと体が動いて怖い!

固まりそうです---勇気をふりしぼって!

目をつぶってしまいたい、でもそうすると余計怖い・・・

あそこまで行って、回って戻ってこなけりゃ、終わらないのだ

  
  
カーブの最中は、進むと体が外側へ飛び出してしまいそうな恐怖感があって、自然と脚の動きも鈍るし、上半身は左へ左へと傾くような形で硬直してきます。

いや〜〜〜怖かった! ほんとに

   
     
〜〜まとめ〜〜

うわさに違わぬ怖さです。「スリル世界一のスカイサイクル」というのは誇大広告でも何でもない、真実のような気がします。私も本当に久しぶりに「チビりそう」とか「ちじこまる」といった感覚に襲われました。

最終コーナーでは、実際の高さと、海面からの高さが脳の中で合成されて、ほんとうに凄く高いような感覚になってしまいます。ライドがボロで、着座状態も安定しないし、ベルトも「無いに等しい」ので、まったく安心感が伝わってこないのも、恐怖を増幅する一因です。

漕ぐと体が動くので、落ちそうな気がして、ついつい脚が止まる。さらには漕いでスピードが出るほど外側に遠心力で飛び出しそうな感覚に襲われるので、なおさら漕ぎたく無くなってしまいます。

絶叫マシンというのは、ほとんどすべての場合、どうしても怖ければ、目をつぶってじっと耐えていれば、必ず(しかも比較的短時間で)終わりが来るものです。しかしこれはその点で決定的に違います。目をつぶったら、進む方向がつかめないし、体の安定感もなくなって、よけいに怖くなります。しかも固まっちゃったら、いつまでたっても終わらないのです。---でも、やっぱり漕ぐと怖い・・・

だから、人によっては「にっちもさっちもいかない」状態に陥って立ち往生してしまう、というのも十分理解できます。

私が乗った時は無風でしたが、それでも怖かったです。場所がら風が強いことも多いようなので、これで風が吹いていたら、と思うと・・・

でも、何度も繰り返し乗りたくなる、そういった不思議な魅力があります。これに乗るだけでも、時間とお金をかけてはるばる鷲羽山ハイランドに赴く価値が十分にあります。

超・超・超オススメの絶叫マシンです。いや、これは断じて絶叫マシンではなくて、逆に、「声も発することができなくなるマシン」です。

    
  
  
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