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5つ星のうち 4.0
キリスト教(イエス)を見る目が少し変わりました, 2012/4/19
Amazon Vine 先取りプログラム™ メンバーによるカスタマーレビュー (詳しくはこちら)
アメリカがアラブ地方の国を攻撃しているのを見聞きするたび、
私の中にあるキリスト教のイメージとのギャップを感じていました。
キリスト教といえば「愛の宗教」。
また、それを説いたイエスも穏やかで優しい存在…
などと言うのが実に勝手なイメージだったことが分かりました。
イエスって…ちっとも穏やかでない(笑)
ワガママ、乱暴は働く、冷たいことを言う…。
とても人間らしいと言ってしまえばそれまでなのですが、
どうして聖人君子なイメージだけが広まってしまっているのか。
本書の第1章では、「何故イエスはそのような(理不尽な)言動をしたのか」ということを、
イエスのイメージをぶち壊すエピソードを通して解説しています。
第2章では、翻訳等の問題で誤解されている「罪」の概念や「教会」の意義。
第3章では、「信じる」という行為について、著者の経験を交えて話しが進みます。
章第だけ見ると硬い感じがするのですが、
内容はいたって読みやすく、平易な言葉で書かれてあります。
とはいえ、きちんと理解しようとすると立ち止まって考えてしまい…。
イエス(キリスト教)の新しい見方を提供するきっかけになる一冊だと思います。