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【プロ野球】田中、佑と直接対決 3戦3勝 「2度あることは3度ある」2012年7月14日 紙面から
◇楽天5−1日本ハムもう“宿命のライバル”なんかじゃない!? 楽天・田中がワンマンショーを演じた。ストライクを取ることに四苦八苦する日本ハム・斎藤を尻目に、しなるように繰り出す右腕から次々に三振を奪っていく。8イニングを8安打無失点。今季自己最多の13奪三振で6勝目。斎藤との対決はこれで3戦3勝と圧倒だ。 「2度あることは3度あるということで…。しっかり勝ててよかったです」 歓喜のお立ち台。どや顔の田中が、斎藤に聞こえるような大声を張り上げた。格の違いをアピールするエースに場内は大爆笑だ。一方、右脇腹の炎症からの復帰登板を白星で飾れたことにはホッとした様子。「詰めの部分でいい球を投げられた」と語る顔は自信に満ちあふれていた。 6日の西武戦を登板直前に回避して1週間。心には「迷惑をかけてしまった…」と自責の念が渦巻いていた。その日は同級生の塩見が緊急登板し、狂った先発ローテを直すために先輩の川井が中4日で先発。責任感の強い田中の頭には償いの白星しかなかった。さらに、白星を届けたい相手がいた。お世話になっている相棒、松比良ブルペン捕手だ。この日が32回目の誕生日。前日の12日に「勝ってくれよ」と声をかけられていた。 防御率1・63はリーグトップを独走。チームの方は、2位・日本ハムとのゲーム差が0・5に縮まった。「少しは気持ちが楽になったかなぁ」と2週間ぶりの勝利に胸をなで下ろした田中に、星野監督も「8回まで投げたから認めてやらないとな」と及第点。斎藤を軽く蹴散らした右腕が、チームの屋台骨を支え続ける。 (川越亮太) PR情報
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