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◆大相撲名古屋場所6日目 ▽序二段 ○大砂嵐(突き出し)呉錦●(13日、愛知県体育館) 左足首の蜂窩織炎(ほうかしきえん)で休場していた西序二段8枚目の大砂嵐(20)=大嶽=が、復帰戦を白星で飾った。東7枚目・呉錦(27)=三保ケ関=を突き出して圧勝。イスラム教徒のため13日目の20日を目安にラマダン(断食月)に突入するが、ハンデを克服して残り4番全勝を目指す。幕内では横綱・白鵬ら1横綱6大関が5日目に続いて全員安泰。全勝は白鵬と把瑠都、日馬富士の2大関、平幕の大道の4人となった。
一気に勝負を決めた。大砂嵐は立ち合い直後から突っ張りを何度も繰り出して呉錦を後退させると、最後は突き出した。「勝てたことより土俵に立てたことの方がうれしい」。左足首の蜂窩織炎で自身初の休場を強いられたが、この日から途中出場を果たした。
一時は全休も考えられた。師匠の大嶽親方(元十両・大竜)によれば、熱が40度近くまで上がった日もあった。5~11日まで入院し、145キロの体重は130キロに減った。左足は痛みが残り、取組でも満足に足が出ない状態。場所前には右肩も負傷した。それでも「本人は休むと番付が下がるのをすごく気にしていた」(大嶽親方)と、左足首にサポーターを巻いて土俵に立ち、白星を手にした。
悪いことばかり続くが、うれしい出来事もある。先場所の序ノ口全勝Vのご褒美に、個人後援会が設立される計画が持ち上がったのだ。都内でエジプト料理店を営む関係者が中心となって、設立への準備が進んでいる。「もう350人くらい集まっています」と関係者。序二段の力士に個人後援会が設立されれば、異例の応援態勢となる。
13日目の20日を目安にラマダンを迎える。序二段は7番相撲のため、大砂嵐は残り4番。終盤に1番、断食と重なる可能性がある。教義を守れば時期をずらすことも許されるが、敬けんなイスラム教徒だけに延期はしない。対策は夕食や夜明け前の水分補給。師匠も「稽古しないのは許されないが、体調がおかしくなったらすぐ中止させる」と協力を約束した。周囲の期待に応えるため、大砂嵐は「50%の力しか出せていない。でも、あと4番勝てるように頑張りたい」と逆風に挑む。
◆ラマダン イスラム教徒は約1か月間、太陽が出ている時間は断食が義務づけられ、日没から日の出までの間に1日分の食事を取る。食事は水分を多くした大麦がゆであったり、ヤギのミルクを飲んだりする。旅行者や妊婦、病人、乳幼児など事情がある人は断食を免除される場合がある。今年のラマダンは今月20日を目安に開始される。
(2012年7月14日06時02分 スポーツ報知)
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