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◆楽天5―1日本ハム(13日・Kスタ宮城) マー君がまたも佑ちゃんを下し、右脇腹痛からの復帰登板を白星で飾った。プロ3度目となった楽天・田中と日本ハム・斎藤の投げ合いは、8回無失点と好投した田中に軍配。13奪三振の力投で6勝目を挙げた。斎藤は自己ワースト7四死球の乱調で6回5失点。3度の直接対決すべてに敗れ、プロ入り最多の7敗目を喫した。
追い求めるものがあるからこそ、耳に残るバットの快音が気にくわなかった。堂々の8回無失点で6勝目。だが、田中はお立ち台で開口一番「ヒット打たれすぎです」と顔をしかめた。右脇腹痛で1度登板を緊急回避して迎えた仕切り直しのマウンド。150キロ超を連発し今季最多の13三振を奪ったことより、被安打8が許せなかった。
ファンが注目する「マー君VS佑ちゃん」も眼中になかった。真っさらなプレートにスパイクをかけるたび、エースは「理想の自分」と戦っている。「三振を気にするより、打ち取ればいい。理想は27球で27個のアウトだけど、それは絶対に無理。究極は81球で27個のアウト」。5月初旬、自身が腰痛でファーム調整中、三振が取れずに悩んでいた釜田にかけた言葉だ。
1球で打者を打ち取るには、打者がスイングしてくることが条件となるが、3球なら打者がバットを振ろうが振るまいが、完全に自分が制圧しアウトにすることができる。3球×27アウト=81球。この夜もそんな攻撃的な投球を展開した。遊び球はなく、ストライクで3球勝負。8回無死一、二塁のピンチも、糸井を2球で追い込み「三振を狙いに行きましたけど、糸井さんをゲッツーにするのはあの球しかないと思った」と3球目のフォークで遊ゴロ併殺に仕留めて、ほえた。
強い責任感も胸に秘めていた。6日の西武戦(西武D)前に右脇腹痛を発症。1球だけ投げて降板する案も検討されたが、星野監督の最終判断で先発を回避した。当初10日に復帰先発する方向だったが、9日に首脳陣と本人が話し合い、再び回避。「ファンの方にご心配と迷惑をかけ、チームにも多大なる迷惑をかけました。勝てて良かった。多少気が楽になりました」と、そっと息を吐いた。
日本ハム、ロッテの上位2チームと対決する前半戦最後の6連戦の頭を、エースの復活星が彩った。「0点で8回まで投げたんだから、認めてやらないと」と星野監督も称賛した。防御率1・63もリーグトップ。今季、波に乗りきれなかった田中が、ようやく本来の姿を取り戻した。
◆爆笑・田中もハイタッチ ○…人気お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(47)が、マー君の歓喜のセレモニーにサプライズで参加した。この日、TBSのテレビ番組「S☆1」収録のため、Kスタを訪れて試合を観戦。ヒーローインタビュー後、ハイタッチの列に紛れ込み、ダブル田中の“競演”に成功した。
(2012年7月14日06時00分 スポーツ報知)
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