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◆中日1―1巨人=延長10回規定により引き分け=(13日・ナゴヤドーム) 巨人が最後の最後で勝利を逃した。1点リードの9回2死二塁のピンチで、守護神のマシソンが谷繁に痛恨の同点打を浴びた。延長10回1死満塁の絶好機でも勝ち越せず、今季7度目の引き分けとなった。先発の杉内は8回途中まで無失点と好投も、ハーラー単独トップの10勝目は成らなかった。
「あと一人」のはずだった。9回2死二塁からマシソンが谷繁に同点打を許した瞬間、杉内はベンチで表情を失った。2年ぶりの2ケタ勝利、そしてハーラー単独トップとなる10勝目は、目の前で逃げた。だが、ショックを引きずることはなかった。試合後はいつと同じように、淡々と言葉をつないだ。「大胆に攻められました。切り替えて…また」。最後はスッキリとした表情で帰りのバスに乗り込んだ。
前半戦ラスト登板。川上相手に息詰まる投手戦となった。最速142キロの直球、チェンジアップで中日打線を圧倒。8三振を奪い7回2/3を5安打無失点にまとめた。「先頭打者を抑えることができ、自分のペースで投げられた。ブルペンから状態が良かったです」
前回7日の阪神戦(東京D)では移籍後ワーストとなる5失点で4回KO。6月以降は6戦で2勝(1敗)と思うように勝ち星を伸ばせていなかった。復調の兆しを見せた左腕を川口投手総合コーチは「良いときの球のキレが戻りつつある。力の投球ではなく、緩急でうまい投球をしている」と評価した。
新天地での一年目。強気な発言で、自らを奮い立たせてきた。交流戦優勝目前の6月15日。首脳陣、選手、裏方スタッフが集まった決起集会で「僕は周りから期待されれば、期待されるほど燃えます。だから、みなさん期待してください」と言い放った。05、07、10年に続く自身3度目の10勝ターンは果たせなかったが、その強気な言葉通り前半戦をフル回転で引っ張ってきた。
07年6月3日から3連勝中の中日戦。白星こそつかなかったが、優勝への最大のライバルに、またしてもキラーぶりを見せつけた。「長いイニングを投げられたのは良かったし、こういう投球を続けていきたい」。後半戦にも大きな意味を持つ力投となったはずだ。
悔しいドローには違いないがが、原監督にも暗さはない。「杉内はナイスピッチング。敵地に乗り込んでの引き分けは価値がある。今日はゆっくり休んで、また明日というところ」。ナゴヤドームで14連勝の中日。必ずや訪れる天王山に向け、不敗神話には早めに終止符を打っておきたい。
(2012年7月14日06時02分 スポーツ報知)
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