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北朝鮮へ不正輸出容疑 県警、役員宅を捜索 (6月28日 05:00更新)
北朝鮮にスロットマシンなどの娯楽用品を不正に輸出したとして、県警警備1課と宇都宮中央署は27日、外国為替法違反の疑いで宇都宮市上戸祭町、韓国籍、会社役員姜進赫(82)、東京都昭島市中神町、ボウリング用品販売会社社長今井温ム(67)、大阪市中央区松屋町、韓国籍、貿易会社社員李僖●(31)の3容疑者を逮捕した。県警は不正輸出の受注ルートなど事件の全容解明を進める。 北朝鮮への不正輸出を県警が摘発するのは、北朝鮮への輸出を原則禁止した2009年6月の改正輸出貿易管理令施行後初めて。姜容疑者が役員を務める会社は県内外でパチンコ店やボウリング場を経営しており、調べに対し3人は「間違いありません」などと容疑を認めているという。 3人の逮捕容疑は共謀し2011年8月25日、国の承認を得ずに、スロットマシン約200台やボウリング用品などコンテナ1台分の娯楽用品(計約600万円相当)を横浜港から中国・大連経由で北朝鮮に不正輸出した疑い。 県警によると、姜、今井両容疑者は、北朝鮮から注文を受けたとみられる中国の貿易会社からの依頼を受け、県内で娯楽用品をコンテナに詰め横浜港へ輸送。中国・大連への輸出と偽り、李容疑者が輸出の手続きを代行したという。荷物はコンテナ船で大連へと運ばれた後、別のコンテナに詰め替えられ、北朝鮮に輸送されたとみられる。 ※ ●は王へんに「延」 このジャンルの動画一覧
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