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H24.07.13 |
内容 |
風しんにかかっていない方、予防接種を受けていない方、20代から40代の男性の方、妊娠適齢期の方は特にご注意ください。
風しん患者は今年に入り、兵庫県や大阪府などの関西地方で流行が始まり、このたび、東京都や神奈川県などでも増加してきています。特に、20代から40代の男性で風しんに対する免疫をもたない方からの感染の報告が多い傾向にあります。 国立感染症研究所の報告では、昨年同時期と比較して、1.8倍の報告数になっているとのことです。 なお、県内における風しん患者につきましては2012年27週現在、累積16名の患者の報告がありました。
市では、今後も感染症発生動向に注視し、市民の皆さまへ早期の情報提供、および感染拡大防止のための対策等を実施してまいります。
●風しんとは 風しんウイルスの飛沫感染により起こる病気で、一般的には「三日はしか」とも呼ばれています。潜伏期は2〜3週間で、一度感染し治癒すると、大部分の人は終生免役を獲得します。 大人がかかると、その症状は乳幼児に比べ一般に重いといわれています。 ※飛沫感染:ウイルスや細菌が咳やくしゃみなどで空気中へ飛び出し、約1mの範囲で人に感染すること。
●症状 「発熱」「発疹」「首などのリンパ節が腫れる」などの3つの症状が特徴ですが、脳炎、血小板減少性紫斑病、溶血性貧血などの合併症を起こすこともあります。発熱するのは3〜4日間ですが、熱の出ない人もいて、多くの場合はかぜ程度の症状です。 ※気になる症状がある場合には、医療機関に電話で相談してから受診してください。 ●先天性風しん症候群(CRS) 妊娠初期に風しんに感染すると、胎児も風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、発達障害等のいわゆる先天性風しん症候群児が出生する確立が高いことが知られています。 こうした障害の発生率は、妊娠3か月までの場合20〜30%といわれています。
●風疹の予防 予防接種が最も効果的です。 ※これから妊娠する可能性のある女性は、妊娠前に予防接種を受けておくことが大切です。 ※現在の予防接種は、定期予防接種のうちMR(麻しん風しん混合生ワクチン)ワクチンで 実施しており、1歳代と小学校入学前の2回接種します。 ※過去に風しんにかかったかどうかの記憶が不確かな方は、医療機関で抗体価の検査を受け、必要に応じ予防接種を受けることをお勧めします。また、もし、抗体が陽性の人が接種を受けても特別な副反応は起こらないとされています。抗体価の低い人においては追加免役効果が望めるといわれています。 ただし、妊娠の可能性のある年代の女性が接種を受ける場合は、胎児への感染を防止するため、妊娠していないことを確かめたうえで予防接種を受け、予防接種を受けた後は、最低2ソ\3カ月間の避妊が必要です。 また、夫が風しんに感染してしまうと、夫から妊娠中の妻に感染することがありますので、夫が免疫をもっていない場合には、夫も予防接種を受けることをお勧めします。
●治療 風しんにかかった場合は、特効薬はありません。熱を下げる薬や、発疹によってはかゆみ止めなどの軟膏を使うなどの対症療法となります。また、安静にして外出を控えることが大切です。
風しんに関する情報は下記をご参照ください。
国立感染症研究所 ◆IDWR 2012年第24号<注目すべき感染症>麻しん・風しん2012年第1〜24週
◆風 疹 Q&A |
担当課 |
健康づくり課 |
連絡先 |
E-MAIL:kenko_zukuri@city.asaka.saitama.jp
電話番号:048-465-8611
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