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尖閣沖で中国監視船が初活動7月13日 22時45分
沖縄県の尖閣諸島沖で、日本の領海に一時入るなどして航行を続けていた中国の漁業監視船のうち1隻が、12日と13日、日本の接続水域を航行していた中国漁船に乗組員を乗船させていたことが分かりました。
海上保安本部によりますと、この海域で監視船のこうした活動が確認されたのは初めてだということです。
尖閣諸島の魚釣島や久場島の周辺で、日本の領海に一時入るなどして航行を続けていた中国の漁業監視船3隻は13日、魚釣島周辺の日本の接続水域付近を航行したあと、日本と中国の地理的中間線を越え、この海域から離れました。
第11管区海上保安本部によりますと、今回の航行で、監視船3隻のうちの「漁政204」が12日と13日、日本の接続水域でゴムボートを降ろし、付近を航行していた中国漁船に乗組員を乗船させる様子が確認されたということです。
海上保安本部の呼びかけに対し、監視船からは「この海域で公務を行っている」と応答があったということで、尖閣諸島周辺での中国当局の漁業監視活動をアピールするねらいがあったものとみられます。
漁業監視船は、おととし起きた中国漁船による衝突事件以降、尖閣諸島沖にたびたび現れていますが、海上保安本部によりますと、この海域で監視船のこうした活動が確認されたのは初めてだということです。
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