NHK宮城県のニュース　仙台放送局

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震災補助金不正受給事件で起訴

被災した幼稚園の復旧工事のための補助金をめぐる事件で、仙台地方検察庁は、多賀城市の幼稚園の園長らが、園舎の天井板を取り外し被災したように見せかける偽装工作などで国の補助金を不正に受け取ったとして、補助金適正化法違反の罪で起訴しました。
起訴されたのは、多賀城市の私立幼稚園園長、鈴木雄士被告（５０）と幼稚園を経営する学校法人の理事松竹義照被告（５６）の２人です。
起訴状によりますと、鈴木園長と松竹理事は、震災で被災した幼稚園の園舎の復旧工事にかかる費用を水増しして申請し、国の補助金を不正に受け取ったとして、補助金適正化法違反の罪に問われています。
仙台地方検察庁の調べによりますと、２人は、工事の費用について請け負った建設会社の見積もりを大幅に上回る１３００万円余りに水増しし、補助金を申請していたということです。
さらに、ホールの天井板を取り外して被災したように見せる偽装工作を行い、その写真を被災状況を証明する書類に添付していたということです。
これまでの調べに対し、鈴木園長と松竹理事は、起訴された内容を認めているということです。

07月13日　19時47分

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