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またまた駄文でご免なさい!
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今回、戦車出すとか言っていましたが登場しません、すみません!
硫黄島の戦い2022 part2
4月4日 午後2時00分〜硫黄島東側海岸〜


しかし、上陸には成功したダーヴィト率いる第3大隊であったが彼らは気づいてなかった。

上陸地点は小型の無人偵察機に監視され、既に3台のHIMARSや複数のM777 155mm榴弾砲や15式装輪装甲車の自走砲タイプに狙われていることに、

自衛隊の上陸阻止に於けるドクトリンは海上での殲滅が不可欠だった場合、最終手段として浜辺に置ける敵部隊の水際制圧が想定されておりダーヴィト達、エルベディア兵士達はまんまと引っ掛かり地獄を見ることとなった。


『コマンドより、マグナムへ、敵上陸を確認、攻撃を開始せよ』

『こちらマグナム了解、攻撃を開始する』

マグナムとは戦略自衛隊 第3遠征旅団 第3特科中隊のコードネームである。

空挺部隊や海兵隊など素早く展開する部隊で使用するために開発されたHIMLRS(高機動ロケット砲システム)はMLRSに比べれば火力や面制圧力に欠けるがそれでも榴弾砲などに比べれば十分すぎるほどの火力があり、ちなみに今回使用するロケット弾はM26ロケット弾。オスロ条約の加盟により日本で使用禁止なったM26ロケット弾は転移によりそれまで使用していたGPS誘導方式のM30ロケット弾がGPS衛星の損失により使用不可となり+エルベディアの脅威が出現したため、急遽代用として在日米軍から摂取したM26が使用されることとなった。

「発射!」

一斉に発射された計3発のM26ロケット弾は放物線を描きながら何も知らないエルベディア兵士達がいる浜辺へ向かっていき。

「弾着まで、あと十、九、八、七・・・・・三、二、一、弾着!」

兵士達の頭上で本体が分離し、外殻から放たれた1932個もの子弾がばら撒かれる。

「なんだあれ?・・・・」と何人かのエルベディア兵が気づくが既に遅かった。

瞬く間に着弾、周囲一帯を瞬く間に爆炎が包み込み、戦車を吹き飛ばし、四散する兵士、その場にあったありとあらゆる物を破壊。

その後も数秒の間隔で発射されるM26ロケット弾や各種榴弾砲の砲撃により浜辺は阿鼻叫喚の地獄と化し第3大隊は上陸してから一戦も交えぬ内にたった数発のM26ロケット弾により面単位で殲滅され、僅かな時間で隊は壊滅した。





「ぶはっ・・・ハァハァ」

爆発により舞い上がった砂埃に咳き込みながら奇跡てきに生き残ったダーヴィトは頭から血を流し、爆風で飛んできた何かの破片が刺さった腕を庇いながらふらふらとした足取りで歩いていた。

周辺にはかつて部下だった兵士の体の一部や燃えかす、肉塊が飛び散り、その昔は最強の中戦車と呼ばれたV号戦車G型「パンター」も砲頭が吹き飛び、ただの鉄屑となり果てている。

「く・・・何故だ!」

ダーヴィトには未だに理解できなかったこれまで転移後一度も負けたことなど無かったエルベディアが、神に選ばし我々エルベディアが、なぜだ、なぜ我々は負けた、なぜ我々がエルベディアが、蛮族などに敗れたとダーヴィトは考えていると空から敵が使っていた回転翼機が迫ってきていた。



生き残っていた駆逐艦や揚陸艦も対艦ミサイルにより全てが損傷、轟沈されエルベディアが全海上戦力の4/1を投入した戦いは日本側の歴史的勝利とエルベディアの歴史的な大敗で終結することとなる。



4月4日 午後5時30分 硫黄島
〜首相官邸 地下会議室〜


「硫黄島においてエルベディア艦隊を撃破、我々の勝利」との報告が 入院した上条の代わりに指揮を執っていた海原の元に届いたのは戦いが終結してから3時間後のことだった。

「こちら側の被害は?」

報告を口にしていた防衛省の職員に、海原は手渡されたエルベディアに関する書類を読みながら尋ねた。

「はい、死者は確認されておらず負傷者が10人ほど確認されており、装備や施設に関しての損害は戦闘機と哨戒機が数機損傷した程度で基地など建築物への損害は皆無だそうです」

この報告に会議室がざわめく、何せこれ程の戦いでたったこれだけの損害ですんだことに全員、驚いていた。


「しかし、この敗北を受けましてもエルベディア側は我々との交渉を固くなに拒否しており、無人、有人偵察機からの報告や通信の傍受をしたところ、部隊を再編している模様でして、詳細はこちらの偵察機からの航空写真を元に我々防衛省が製作した地図を使ってご説明します」

職員の後ろにある大型スクリーンに日本を中心とした周囲4000Kmの地図が写りだされた。

「現在、日本の周囲には3つの大陸と400を超える大小の島々が見つかっています」

日本の西側には初日に侵攻してきたアカネイア帝国があるアカネイア大陸、北東にはガリア公国があるヨーロッパ大陸、そして南のエルベディアの勢力圏には、1つの大陸とエルベディア本国のあるニューギニア島にそっくりな島、および多数の島々がある。

ちなみにどの大陸も全体図を書くまでには至っていない。

そして、画面がズームされ小笠原諸島の南側とエルベディア領の島々が大きく写される。

「現在、旧マリアナ諸島付近にあります、このジャマイカ島に似た島に本日硫黄島に侵攻してきた艦隊には及びませんが多数の軍艦や航空部隊が集結しつつあります、そして南西側に確認されています大陸の北側にある半島にて大規模な陸上部隊と揚陸艦を中心とした艦隊が確認されています、我々の予想ではこれらの部隊は数日以内に体制を整え、また硫黄島や本州に向け侵攻してくる恐れがあります」

「まだ、あいつら戦う気あるのかよ、あいつら馬鹿だぁ」と説明を聞いた一人の閣僚が呆れたような愚痴を溢す、実際この部屋にいる全員がエルベディアにはかなり呆れていた。

「あと香月戦略幕僚幹部よりアレの使用を許可して貰いたいと連絡してくれとありましたが」
職員がアレと言うと会議室にいる大臣や閣僚達の表情が一気に強張る。

「アレを使えば国民が!」

「アレだけは?」
と閣僚の中から声が上がるが、

「皆さん、仕方ありませんエルベディアは徹底的に叩く他無いようです、戦自にアレの使用を認めましょう」

「私は認める、アレなら一撃で敵戦力の大半を撃破可能、資源が無い、現状から言えば無駄に戦争を長引かせるわけにいかない」
と海原と姫神が言うと他の大臣や閣僚も全員、仕方ないと考え頷く。

「では香月さんに伝えてくださいアレの使用を許可すると」



アレとはアレのことです!

マヴラブファンなら分かるやつ、ヒントは焼きそばちゃんと委員長が死ぬときに使った物。

ポチッとな!


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