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大津いじめ自殺、女性教諭が暴行目撃か

　滋賀県大津市で男子生徒が自殺した問題。自殺した生徒が同級生に暴行を受けているのを、女性教諭が目撃していた可能性があることがわかりました。

　１３日午後２時から始まった大津市議会の教育厚生常任委員会。午後２時４５分ごろ、市の職員が議員と傍聴していた市民らにアンケートの結果を配り始めました。議員への資料を傍聴人にも配付するのは極めて異例です。その理由について教育委員会は、保護者説明会で要望が出たので配ったとしています。

　この問題をめぐっては、学校側の隠ぺい体質に批判が出ていて、大津市教育委員会や自殺した生徒が通っていた中学校が滋賀県警の捜索を受けるなどしています。

　１２日、学校で開かれた緊急説明会でも保護者から批判の声が相次ぎました。

　「先生方、何もわかっていない。男の子１人亡くなった。なぜ始まる前、最初にみんな全員で黙とうができない？」（保護者）

　説明会では、生徒の自殺後に学校が行ったアンケートの結果を、プライバシーに関わるなどとして公開していないことに不満の声が上がったということです。

　「何も伝わってこない」
　「溝がありますね、感覚のずれがある。質問に対する回答が返って来てない」（参加した保護者）

　また、大津市教育委員会はこれまで、いじめを目撃していた教諭はいないとしていましたが、１３日の会見で、女性教諭が目撃していた可能性のあることを否定しませんでした。女性教諭は、「遊んでいるように見えて、やめるよう注意した」と話しているということです。

　滋賀県警は、１３日から教諭や市教委職員らの事情聴取を始めています。夏休み中には生徒らからも集中的に話を聴き、来月中に立件するかどうかを判断する方針です。（13日18:01）