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できごと
【中2自殺】「葬式ごっこ」など追加アンケートの回答、両親にも伝えず
市教委、両親の要望で実施しながらも「確証得られなかった」
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、10日夜に同市教委が明らかにした2回目の在校生対象のアンケートについて、男子生徒の両親からの強い要望で実施したにもかかわらず、学校側が「自殺の練習と言って首を絞める」「葬式ごっこ」との回答結果を両親に伝えていなかったことが11日、関係者への取材でわかった。
市教委によると、1回目のアンケートは男子生徒の自殺直後の昨年10月中旬に学校が全校生徒を対象に実施。同11月2日に市教委が記者会見でいじめ行為の一部を認め、調査の終了を決めた。しかし、学校側が10月下旬に両親に調査結果を報告したところ、遺族から「もっと詳しく知りたい」との強い要望が出たたため、急遽(きゅうきょ)予定を変更し、2回目のアンケートを11月1~4日に実施した。
ところが、学校側は11月下旬、両親にアンケート結果について「新しい内容はない」などと報告。アンケートの中で、1人の生徒が伝聞情報として回答した「自殺の練習と言って首を絞める」「葬式ごっこ」については説明していなかった。
市教委はこの2つの回答について学校からの説明がなく、今月6日に見つけたとし、9、10両日、記述した生徒に聞き取り調査したが、事実かどうか確認できなかったとしている。
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