ライフ【中2自殺】いじめサイン見落とし防止 児童・生徒アンケート見直しへ 奈良 +(1/2ページ)(2012.7.13 10:06

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ライフ

【中2自殺】
いじめサイン見落とし防止 児童・生徒アンケート見直しへ 奈良 

2012.7.13 10:06 (1/2ページ)
奈良県の「事例から学ぶいじめ対応集」(平成21年)

奈良県の「事例から学ぶいじめ対応集」(平成21年)

 大津市で市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、学校側が実施した生徒アンケートの内容を大津市教委が満足に調査していなかったことが判明する中、奈良県教委は、これまで児童・生徒を対象に実施してきたアンケート方式の見直しに着手した。児童・生徒が発するいじめなどの兆候の見落しを防止するため、より児童・生徒が回答しやすい設問への変更などを検討しているという。

 文部科学省の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」によると、県内小・中・高校生の暴力行為の発生件数は平成18年度、千人あたり6・2件と全国平均の約2倍を記録。

 20年度は全国ワースト2位、21年度も同3位で、県教委の担当者は「いじめに発展するかもしれない“芽”とも考えられる」と危機感を抱く。

 全国的に学校現場のいじめが社会問題化し、いじめが原因とみられる自殺も相次いだため、県教委は18年度以降、県内の小・中学校や高校に対し、児童・生徒へのアンケートや個別面談を促し、いじめの実態把握を呼びかけている。

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