大津中2自殺:市教委「練習強要」の同級生らに確認せず

毎日新聞 2012年07月06日 12時23分(最終更新 07月06日 13時14分)

記者会見する大津市教委幹部。右から葛野一美教育次長、沢村憲次教育長、松田哲男教育部長、川崎文男学校教育課長=同市役所で2012年7月4日加藤明子撮影
記者会見する大津市教委幹部。右から葛野一美教育次長、沢村憲次教育長、松田哲男教育部長、川崎文男学校教育課長=同市役所で2012年7月4日加藤明子撮影

 大津市で昨年10月、いじめを受けた市立中学2年の男子生徒(当時13歳)が自殺した問題で、市教委が公表しなかった「(生徒が)自殺の練習をさせられていた」とする生徒16人のアンケート回答について、加害者とされる同級生らに真偽を直接確認していなかったことが6日、市教委への取材で分かった。市教委は「(加害者とされる側から)聞き取りを拒否されたことと、伝聞情報で確度が低いと判断したため」と説明している。

 市教委はいじめがあったことは認めており、加害者とされる生徒と家族には一度だけ聞き取りをしているが、その際、「自殺の練習」については確認せず、その後、この問題に学校が関わることを断られたという。

 「自殺の練習」をアンケートに答えた生徒に対しては、実名で回答した4人に聞き取りをしたが、「発信元をたどれば、思い込みに基づく極めて確度の低い情報」と判断し、それ以上は調査しなかった。調査は聞き取りだけで、アンケートで言及があった男子生徒が使った携帯電話の履歴などの確認もしていなかったという。

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