中国公安部長が来韓、韓国政府高官らと意見交換

中国の周永康政法委書記失脚後、後任として有力視される孟建柱公安部長

金永煥氏の処罰問題などで韓国政府高官と意見を交換か

 12日に韓国を訪問した中国の孟建柱公安(警察)部長は13日、金星煥(キム・ソンファン)外交通商部(省に相当)長官をはじめ、検察や警察のトップなどと会う予定だということが分かった。孟部長は同日午前中に警察庁で金基用(キム・ギヨン)警察庁長と会い、続いて法務部の権在珍(クォン・ジェジン)長官や韓相大(ハン・サンデ)検察総長(検事総長に相当)とも会う予定だ

 その後、孟部長は外交部庁舎で金長官と昼食を共にする。さらに国家情報院の元世勲(ウォン・セフン)院長と会う予定も組まれており、李明博(イ・ミョンバク)大統領と面会する可能性もある。

 孟部長は複数の韓国政府高官と領事や脱北者問題、犯罪者引き渡し問題などでの協力について意見を交換するという。とりわけ国家安全危害罪違反容疑で拘束されている金永煥(キム・ヨンファン)氏ら4人の取り扱いや、北朝鮮問題が集中的に取り上げられそうだ。

 孟部長は江蘇省党書記を経て、2007年に公安部長に就任した。薄熙来事件の影響で中央政治局の周永康常務委員兼政法委書記が失脚した場合、孟部長は後任に任命されるとの見方も浮上している。

李河遠(イ・ハウォン)記者
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