米国議会が11日、今年と来年を「韓国戦争(朝鮮戦争)参戦勇士の年」に指定する決議案を採択した。
米国連邦議会下院の退役軍人委員会は、同日の全体会議で「韓国戦争参戦勇士の年」指定に関する決議案を満場一致で可決した。この決議案は、韓国戦争に参戦したチャールズ・ランゲル(82)=ニューヨーク州選出=、ジョン・コンヤーズ(83)=ミシガン州選出=両民主党議員と、サム・ジョンソン(82)=テキサス州選出=、ハワード・コーブル(81)=ノースカロライナ州選出=両共和党議員の計4人の発議により、両党の議員87人の署名を集めて提出された。下院退役軍人委を満場一致で通過した決議案は、大半が本会議で採択される。下院本会議は直ちに同案を処理する方針だ。
同決議案は、米国国防総省の傘下にある「韓国戦争60周年記念委員会」が、韓国戦争参戦勇士に敬意を表する国家的キャンペーンを展開し、米国国民を対象に関連教育を行うよう支援することを主な内容としている。米国には、戦争が起こった年よりも戦争が終わった「終戦日」を記念する伝統があり、韓国戦争が終わってから60年目に当たる来年まで、韓国戦争を記念する雰囲気が続く。