東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

落語家とファン 初の屋形船交流

2012年7月13日 12時00分

隅田川に停泊した屋形船の屋上で、スカイツリーをバックにたい平さん(中央)と記念撮影する参加者

写真

 隅田川の屋形船から東京スカイツリー(墨田区)の眺望を楽しみ、落語家の林家たい平さん(47)=中野区=と触れ合うイベントが12日、開かれた。日本コロムビア(港区)の主催。CDなどを購入したファン約30人を抽選で招待した。屋形船を舞台に落語家とファンが交流する企画は初めてという。

 三浦屋(台東区)の屋形船に乗船した参加者は、浅草橋の桟橋から隅田川に入った。川をさかのぼると、強い風でかなり揺れたが「マグロ漁船みたいですね」とのたい平さんの言葉で、船上は和む。浅草の吾妻橋を越え、スカイツリーの近くで停泊。船の屋上に出て記念撮影した。

 たい平さんの弟子のあずみさんの三味線演奏や、クイズ大会で船内は大いに盛り上がった。参加者の1人、会社員青木菜津美さん(34)=横浜市=は「川からのスカイツリーの眺めは素晴らしかった。たい平さんを身近に感じられた」と、うれしそうに語った。

 スカイツリーを屋形船から初めて見たたい平さんは「ファンの方と直接触れ合うことができ、江戸情緒のある船と、未来を感じるスカイツリーを一緒に楽しめるすてきな機会だった」と満足そうに話した。(井上幸一)

(東京新聞)

 

この記事を印刷する

PR情報





おすすめサイト

ads by adingo