山口組系組員ら8人逮捕 淡海一家、強盗致傷容疑で知人らを脅し、車などを奪ったとして滋賀県警は21日、強盗致傷や監禁、組織犯罪処罰法違反の疑いで、大津市に本拠を置く指定暴力団山口組淡海一家の幹部山田浩二容疑者(42)ら8人を逮捕した。さらに数人の逮捕状を取っている。 県警によると、淡海一家は、警察庁が集中取り締まりを指示している山口組弘道会(名古屋市)と結び付きが強いとされ、捜査態勢を強化していた。 逮捕容疑は、山田容疑者らは共謀して昨年9月、福井県の男性らを大津市内で脅して車や携帯電話を奪い取り、暴行してけがをさせたほか、この男性ら4人を車の中などに組織的に監禁した疑い。 組織犯罪対策課によると、薬物の密売について男性に言い掛かりをつけていた。男性は当時、滋賀県に住んでいた。 淡海一家は構成員、準構成員合わせて50~60人。京都府警が昨年12月、別の恐喝容疑で総長高山義友希容疑者(52)を指名手配し、関連先として山口組総本部(神戸市)や弘道会を家宅捜索している。 【共同通信】
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