今夏から、鏡浦海水浴場(江原道江陵市)の砂浜での飲酒が全面的に禁止される。
江陵警察署は11日、江陵市庁や海洋警察、鏡浦繁栄会など関連機関・団体と懇談会を行い、鏡浦海水浴場の砂浜での飲酒を取り締まる方針を示した。砂浜での飲酒が禁じられるのは、全国で初めてとなる。チャン・シンジュン江陵警察署長は「飲酒による暴力沙汰や溺死事故が深刻化している。分別のない市民により、海水浴場が快適な場所でなくなっている」と述べ、酒の持ち込みや飲酒を厳しく規制する考えを示した。
警察は同海水浴場がオープンする13日から、行政機関と共に取り締まりを実施。これを不服とする場合は、公務執行妨害罪などを適用できるとしている。
警察は、江陵市と江陵市議会に関連条例の制定も要請する考えだ。また、市と共同で市内各地に飲酒の禁止を伝える横断幕を掲げるほか、ガラス瓶の持ち込み禁止などに関する具体的な指針も整える。
一方、商業者たちは、過度な規制で避暑客の足が遠のきかねないとし、一定の周知期間を置いて制度を施行するよう、警察に求めている。