女子ゴルフのスタンレーレディス(賞金総額9000万円、優勝1620万円)が13日、静岡県・東名CC(6520ヤード・パー72)で開かれる。2006年賞金女王の大山志保(35)=大和ハウス工業=が左肩の故障を押して今季自身初戦を迎える。
報道陣を前にしての大山の第一声は「やっと帰って来れました」。「2月の第1週に渡米してラウンドした際、60ヤードほどの距離を打とうとしたら、テークバックで左肩の中が“グリッ”と変な感じになった。その後はもう手が上げられなくなってしまって…」。軟骨損傷と亜脱臼の診断を受け、3月以降はリハビリをしてきた。「当初は4月末か5月初めに復帰の予定だったんですが、痛みがとれず長引きました」と話した。
シード選手の出場義務試合数はもう消化できない状況となり、今季残り試合の中で優勝しない限りは、出場予選会(QT)からの来季出場権獲得を強いられるが「とにかく残り試合を頑張る。地元・宮崎での最終戦(賞金ランク上位25位までと今季ツアー優勝者に出場権)に出たい」と大山。不屈の精神で復活劇を見せる。 (月橋文美)
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