オグ　シオと１０カ月ぶり再会　潮田のキャスター転身にも太鼓判

　ロンドン五輪混合ダブルス代表の潮田玲子（２８）＝日本ユニシス＝が１２日、北京五輪女子ダブルスでペアを組んだ小椋久美子さん（２９）から激励を受けた。取材で訪れた小椋さんから、コメンテーターとしての資質にも太鼓判を押された潮田が現役最後となる大舞台でメダルに挑む。

　東京都内で行われた日本代表の強化合宿。約１０カ月ぶりの再会に、笑顔がはじけた。「うわ〜、久しぶり〜」と潮田。小椋さんと練習前に握手し「うれしかったし、昔を思い出した」とかつての盟友の訪問を喜んだ。小椋さんは、潮田が五輪終了後の９月での引退を宣言したことについて「ロンドンに対して気持ちを奮い立たせる部分があったのかな」と“解説”。「悔いを残さず自分自身のプレーをしてほしい」とエールを送り、引退後の転身が濃厚なキャスター業に「私よりもしっかりしている」とお墨付きを与えた。

　潮田はオグシオとして出場した北京ではベスト８。「北京ではやり残した気持ちがある」と振り返る。だからこそ「悔いを晴らすためにロンドンでは１分でも１秒でも長くコートに立ちたい」。２度目で最後の五輪、完全燃焼する。（川村庸介）