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【サッカー】

香川 8・20開幕スタメン 名将ファーガソン監督GOサイン

2012年7月13日 紙面から

 【マンチェスター(英国)原田公樹】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに移籍した日本代表のMF香川真司(23)が12日、本拠地のオールドトラフォードで移籍記者会見に臨み、「本当に大きなチャレンジ。一日も早く結果を残したい」と抱負を語った。同席したファーガソン監督は「順応すれば先発出場はすぐ」と明かし、8月20日(日本時間21日)のリーグ開幕のエバートン戦で、いきなりデビューさせる可能性を示唆した。

 名将ファーガソン監督の香川への期待は予想以上に高かった。「ストライカーの背後でプレーし、とても速い。いい視野を持っていて、ゴールが決められる。即戦力と期待している」。隣に座った香川は通訳を通じてその言葉に聞き入ると、少し顔を硬直させた。

 さらにプレミアリーグでのデビュー時期について、指揮官は「速さや、そのほかのサッカーの要素に慣れれば、先発出場はすぐだ」と断言。今季開幕戦となる敵地でのエバートン戦での先発起用を示唆した。

 10日に日本を出発し、11日にさっそくチームの練習に初合流。世界的な名門クラブの一員となり、練習に参加した感想を聞かれると、香川は率直な言葉を並べた。

 「クラブハウスとか、本当にビッグクラブだと感じた。このエンブレムの入った練習着に袖を通したとき、感動的だった。すごく誇りを感じている。一日も早く、このチームで結果を残したいという気持ちでいっぱいです」

 この日も練習に参加した後、国内外の記者ら約100人が集まった記者会見に出席。カメラの放列を浴びながら、「マンUに加入したことで、世界からの注目を感じる。素晴らしいクラブでプレーするということはプレッシャーもあるが、それを喜びに変えて、自分のパフォーマンスを披露したい」と宣言。高まる注目度を自らのパワーに変換するつもりだ。

 プレミアでの成功を勝ち取るため、ファーガソン監督が与えた最初の試練は英語の習得だ。

 「まず今後の数カ月間で、英語をもっと上達しなければならない。英語はドイツ語よりも簡単だろう。私のスコットランドなまりは分からなくてもいいけど(笑)」

 これに対し、香川も「英語は自分も覚えたいというモチベーションもある。一日も早く、チームメートと深いコミュニケーションが取れるように勉強を頑張りたい」と話し、チームに早く順応するためにも英語習得に取り組む覚悟を示した。

 来週から南アフリカ、中国、欧州各地を回るプレシーズンマッチが始まる。香川の世界屈指の名門での挑戦が始まった。

 

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