金曜23時15分~
テレビ朝日系
番組公式HPはコチラ
◎あらすじ(ネタバレあり)
高野(横山裕)と翔子(桐谷美鈴)に自分が2012年の未来からやって来たとバレた鉄平(TOKIO・松岡昌宏)。
しかし、「自分の正体を誰かに知られてしまったら、1990年の自分・テッペイ(田中偉登)の命が危なくなる」という
自分をタイムスリップさせた謎の男の言葉を思い出す。
慌てた鉄平はテッペイの監視を始める。
すると、1990年に自分がある立てこもり事件の被害にあった事を思い出す。
立てこもり事件を防止するためにあらゆる策を講じる鉄平。
しかし、鉄平の努力も虚しくテッペイが通っていた塾で立てこもり事件は起こってしまう。
自ら銃を持った犯人との交渉に乗り出す鉄平と高野。
しかし、警察のタイミングの悪い突入のせいで、高野を庇い足を撃たれてしまう鉄平。
撃たれたものの、一命は取り留める鉄平。
鉄平のそんな姿を見たテッペイは
「俺は、ヒーロー(鉄平のこと)を見た」と感動し、警察官への決意をする。
と、撃たれた鉄平が担架に乗せられた所で、2012年に帰ってきてしまう。
帰ってきてしばらくして、鉄平は念願の捜査一課への異動を命じられる。
が、今までのタイムスリップ経験から
「将来に悩んでいる若者の世話をする生活安全課が自分に向いている」
という結論を出し、2012年の高野(古田新太)にその意向を伝える。
その会話の中で「高野は1990年のにタイムスリップした自分のことを覚えている」と確信する鉄平。
高野を問い詰めると、やはり自分のことを覚えていて、しかも翔子と結婚までしていたという。
これまでのタイムスリップの事や現在の高野の事を振り返りながら、
鉄平は近所のハローワークを通り掛かる。
「思えば、ここのハローワークに来た事がタイムスリップのきっかけだった」と思い返す鉄平。
そのハローワークの中ではある職員が相談を受けていた。
そう、その職員(初回で鉄平がハローワークに行き、その対応をした職員)こそが鉄平をタイムスリップさせた黒幕だったのだ。(しかし、鉄平はそのことを知らない)
ハローワークを通り過ぎ、近所の神社でゆっくりする鉄平。
すると、知らない老人に声を掛けられた。
話をすると、その老人は
「24年後の未来からやって来た自分で、公務員年金改革で一部のお偉いさんを除き公務員の年金受給額が激減して惨めな老後を送る。だから、何としても捜査一課に入れ!」
という。
24年経っても鉄平は鉄平のままだったのだ。
◎みどころ
「終わり良ければ全て良し」じゃないけど、限りなく有終の美に近い終わり方だった。
今までの話の進み方やドラマの主軸を考えると最高の終わり方だったのでは。
◯おもしろポイント
①黒幕そう来たか~!!!
最終回の今回まで
「タイムスリップの黒幕は誰?なんの目的?サッパリわからん!!!」
って思いながら見てた。
が、まさかまさかの最後の10分で初回に松岡昌宏が訪れたハローワークの職員が黒幕だったと判明!!!
全く想像してなかった展開だし、全話までで
「黒幕をちゃんと説明できるの??」
って心配だった。
けど、良い意味でその期待を裏切ってくれた。
最初ときちんと繋がってて、何より無理がない。
「13歳の”ハローワーク”」ってタイトルにしっくり来る。
②まさかの2段階オチ
謎の黒幕が分かったところで終わらずに、
近所の神社でぼーっとしてるところに未来の自分がタイムスリップしてきて、現在の自分に忠告する。
そのセリフも初回の松岡が田中偉登に言ったセリフと同じ。
何が良いのかって、あくまで「深夜系コメディー路線」を貫いたところ。
ハローワーク職員が黒幕と分かっただけで締めてしまったら、コメディー系じゃなくてヘンなサスペンスになってしまう。
やたら含みを持たせた最終回やヘンに色気を出して収集つかなくなっちゃうパターンがある中でかなりいい終わり方だった。
③塾に立てこもった犯人が銃を片手に授業を始める
今回起こった立てこもり事件の犯人は、教員採用試験に落ち、内定していた臨時採用も流れ、テッペイのいる塾講師も断られた末の犯行だった。
銃を持ち、「自分の授業の内容を聞いてもらえれば、子供たちへの熱い思いが必ず伝わるから、とりあえず授業させろ」と塾長(風吹ジュン)と生徒たちを脅し、無理やり授業を始める。
・・・・その犯人の論理がサッパリわかんないけど、
「銃を片手に授業する」って発想が面白い。
立てこもりって設定じゃなくて、
「女王の教室」系でその発想を広げて一本のドラマ作ってくれないかな~、なんて。
◯ツッコミポイント
24年後からやって来た初老の鉄平のセリフ。
「公務員改革で一部のお偉いさんを除いて年金や退職金が激減する」
って言う。
・・・そんな誰でもわかるような将来像・・。
未来の予言は難しいけど、もう一捻り欲しいよ~。
って、真剣な想像しちゃったらコメディードラマから脱線しちゃうけど。
◯つまらなポイント
取り立てて無かった。
「凄く面白いドラマだった!!!」
ってわけじゃないけど、終わり方が本当に良かった。
DVDやBLUE RAYが出るらしいけど、それを買うまでのドラマでは無いかも。
同じテーマの最新記事
- 「家族八景」最終話(第10話)/〜人の… 03月28日
- 「家族八景」第9話/〜前回の木南晴夏の… 03月22日
- 「ストロベリーナイト」最終話(第11話… 03月21日