2012-07-08 23:02:02

回想のエトランゼalllast! 永遠のエトランゼ

Theme: ブログ

みんなを忘れないためのメモのつもりで書いてたけど

みるみる長文になり、いつの間にか新しい物語のシナリオを書いてる気分になってきた。


もちろん、ここで書いた事は、畑澤和也の主観であるが事実ばかりなんだけど。


最後の最後はこれまでのすべての想いを込めて


麻宮亜里沙。

今回の主役であり座長。エトランゼそのひと。


監督ブログ  hyper-orion
これまで回想してきたすべても、亜里沙の思い出なのかもしれない。

畑澤和也も亜里沙の思い出の中の人なのかも(笑)。


今回の「彷徨のエトランゼ」は前回主役の一人だった時空刑事アリサが、実は「こう生きたかった」「こういう女の子でいたかった」「こんな学園生活を送りたかった」…という、たぶん本人も気づいていない潜在意識が生み出したもの、です。


麻宮亜里沙はリタやトレミーが生きるプトレマイオスラインには”もともといない”存在だしね。


前回、あれだけ悩んで怒って暴れたリンちゃんだけど、意外にアリサのほうがあの時代に執着があったんじゃないか…というのが発想の元。


前にも書きましたが、前回亜里沙を演じた八坂沙織さんは、本当にぎりぎりのぎりぎりまで出たがっていた。

どうスケジュールをやり繰りしても無理だとわかり、せめて本番は観に行きたい!とチケットも(自分で買って)取ってくれていた。

結局これなかったけど…。



でも今回の麻宮亜里沙はフォンチーさんで良かったと思っている。心から。

フォンチーに決まった(決めた)時、内外から

「なんでフォンチー?」

という声が結構聞こえてきた。


元アイドリング!!!メンバーで生粋のベトナム人。


「演技できるのか?日本語できるのか?」とまで聞かれたけど…


「結果(舞台)を見てもらえればわかります!」

…と、根拠のない自信を振りかざした。


実際、フォンチーさんと八坂さんは身長も体形も顔の形もまったく違う。年齢は実はフォンチーさんの方が下なんだけど。


…でも、お芝居をしてもらったら

そこに亜里沙がいた。まだ金髪でくるくるヘアだったけど、ちゃんと亜里沙がそこにいた。


フォンチーさんには八坂さんのお芝居や写真なども(本番直前まで)まったく見せていないし、説明もしてない。フォンチーさんとは今回の麻宮亜里沙についてだけ話し合った。


「キミはすべてを知る人。台詞となっている言葉は既にみんなキミの中にあり、それを”身体で思い出していく”だけ」と訳のわからん事を言った。


前半のいじわる芝居(笑)はまさに八坂さんが憑依したようでもあった。

そして後半の気持ちを露わにしていく亜里沙はフォンチーさんにしかできない亜里沙だったと思う。


俺と変わらないタイミングで稽古に合流したにも関わらず、フォンチーさんは座長としても自覚し、(年上の人も多かったけど)みんなの面倒も見てくれていた。

みんなにはいいお姉さんだったと思う。


毎回このブログに載せてきたみんなの(僕への)メッセージも、フォンチーさん発案で密かに集めてくれたいたものだ。


最後の別れのシーン。

稽古中は「このままじゃダメだ!」と思ってたのに、本番は日に日に良くなった。


観に来てくれた知らない女の子がロビーで号泣していた。

「生徒会長が可哀想で、かわいそうで…」と。


僕自身、なんども目頭が熱くなった。


こんな作品を、こんな舞台を観たかった。


ありがとう。フォンチー!!



監督ブログ  hyper-orion


フォンチーさんにありったけの花束を!!




Comments

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1 ■本当にありがとうございました\(^ー^)/

畑澤監督…
5月半ばから稽古がスタートして、監督のブログをもって、ようやく終演したように感じました。
今回の舞台は娘にとって、大きな糧となり、また、新しいお友達も沢山出来て、演じること以上に学ぶ事が多かったようです。
本当にありがとうございました。
追伸:監督のブログ更新に、付いて行ってましたよo(^-^)o

2 ■るり香と亜里沙

『シグナ』で友達の死に号泣する「さりあ」に「分かっていたはずですよ。」と叱責する「るり香」。『ノエルサンドレ』でみんなと打ち解けて稽古を楽しむリンを嗜めるアリサ。時空刑事としての自負の為に押さえていた気持ちが違う時空を生んだという点で2人は似ているのかもしれませんね。だから最初の頃、2人は衝突したのかも。

3 ■「降りてきた」のでしょう

せめてシングルは前と同じ人にやって欲しかった、という想いはありましたが・・・
「なぜフォンチー?」とは思いませんでしたよ。

それはもう「なぜ仲谷明香?」で徹底的に懲りてますから(ああ、いまだに恥ずかしい、ごめんね、なかやん(^_^;))
もう2度と食わず嫌いはしませんm(__)m

それにしても見事でした。
そこにいたのは間違いなく亜里沙で、そしてトレミーの時空同位体でした(^^)v

さらに「もう一人の時空刑事アリサ」でもあったと思います。
・・・だからこれはやはり「ヴェッカーが主役」と、僕は解釈してます。

そう感じ取れたのは、確かにフォンチーゆえ・・・まさに「降りてきた」のでしょう。

「可哀想」とも思ってません。
・・・この舞台は「仲間の大切さを知る」のがポイントだったように思ってます。
チームプレアードもサンジェルマンの生徒もオラクルも、全てお互いを信じる固い絆ができた。
当然、亜里沙も・・・
うん。
最後に「おかえりなさい」があったものね。

4 ■アリサ

ノエルサンドレからの新参者ですがコメントを…

八坂さんのファンで前作を観てエトランゼを観に行き
正直、今回も八坂さんがアリサを演じる事に期待していました

エトランゼの序盤はフォンチーさんのアリサを八坂さんアリサにトレースして観ていました。

でも観ていく中で
(役柄の設定は少し違いますが)アリサそのものじゃないか!
と夢中になりました


どう感じるかは人それぞれだと思いますが
フォンチーさんにアリサをやって頂いて良かったと思いました。

フォンチーさんのアリサを通して八坂さんのアリサも感じる事が出来ました(妄想かもですが…笑
見終わった後は夢見心地でした。


駄文失礼しました。
今さらかもですがエトランゼお疲れ様でした

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