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武雄市図書館、5年委託料5億5千万円を提案へ | ||
佐賀県武雄市は11日、市図書館の運営をレンタルソフト店「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営会社「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)」に委託する指定管理者選定議案を発表した。契約期間は来年4月から5年間で、指定管理料は5年で5億5千万円。改修のための設計委託料1千万円も一般会計補正予算案に盛り込む。18日開会の臨時議会に提案する。 委託する業務は図書館運営と施設管理。年換算の委託料は1億1千万円。現行の年間運営費は1億4500万円だが、これには業務委託から除いた蘭学館など歴史資料館の運営費も含まれているため単純比較できない。市教委は「委託業務部分だけの比較で1割程度の削減はできる」とみている。 図書館は無休で午前9時から午後9時まで開館。貸し出しカードは、既存のカードかCCCの「Tカード」を選択する。Tカードで自動貸出機を使えばポイントが付く。館内で書籍や雑誌、文具などの販売、CD、DVDの有料レンタルや販売も予定している。飲食提供(有料)コーナーも設ける。 運営人員は、館長・施設責任者(公立図書館長経験者・管理責任者)1人、職員17人。雑誌・文具やDVDの販売、飲食担当者は入っていない。「専門知識を持つスタッフで調査・相談機能の向上を図る」としている。現在人員は歴史資料館運営を含め、市職員5人、嘱託職員18人(15人が司書資格所持)。市教委は「司書の比率や雇用形態など詳細はまだ明らかにできない」と話す。 改修は図書館部分の整備に加え、本の販売や飲食コーナー設置などが行われる見通し。改修費用は、図書館本体は市、販売などの部分はCCCが負担する。図書館内にある企画展示室は残すが、蘭学館はこれから検討する。 |
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2012年07月12日更新 |