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教育長“いじめも要因の1つ”7月12日 12時27分
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大津市で、去年10月、中学2年生の男子生徒が自殺した問題について、大津市教育委員会の澤村憲次教育長は、12日、「いじめも要因の1つと思っている」と述べました。
この問題では、滋賀県警察本部が、自殺した生徒が受けていたとされるいじめと自殺との関連などを調べるため、11日夜、大津市教育委員会と生徒が通っていた中学校を捜索しました。
大津市教育委員会は、これまで「いじめと自殺に関係があるとは判断できない」と主張してきました。
大津市教育委員会の澤村教育長は、12日午前、記者会見を行い、この中で「自殺という痛ましい事故があり、学校が調べるなかで、いじめがいくつかあったと確認している。いじめも要因の1つになると思っている」と述べました。
その一方で、「自殺は、一般的には、学校のほか、病気や家庭の問題など、さまざま要因が考えられる」と述べ、いじめだけが原因かどうかは判断できないという認識を示しました。
この問題を巡っては、10日、大津市の越市長が、いじめと自殺の因果関係を認める発言をしています。
学校捜索を受け校長が校内放送
大津市の教育委員会によりますと、自殺した男子生徒が通っていた中学校では、11日夜の警察の捜索を受けて、12日午前8時半からおよそ1分間、校長が、全校生徒に対して、校内放送を行ったということです。
この中で、校長は「大変、心配をかけました。学校で安心して生活を送ってほしい。先生たちも努力していることを皆さんも分かってほしい。学校全体、みんなで頑張っていきましょう」と話したということです。
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