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最終更新:2012年7月6日(金) 12時10分

大津いじめ自殺、加害生徒に確認せず

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 去年、滋賀県大津市でいじめを受けていた男子中学生が自殺した問題で、市の教育委員会は「自殺の練習をさせられていた」という調査の報告を受けながら加害生徒らに真偽の確認をしていませんでした。

 去年10月、大津市内の中学2年生の男子生徒が自宅マンションから飛び降り、自殺しました。その後、行った全校生徒へのアンケート調査でこの生徒が繰り返し校内で暴行を受けていたことが判明、16人の生徒が「自殺の練習をさせられていた」と記入しましたが、市教委は「確証が得られない」として公表せず、加害生徒3人に対しても真偽の確認をしなかったということです。

 「(加害生徒側は)いろんな事案についていじめではなかったと否定をずっと終始一貫されていたので(聞けなかった)」(大津市教委の担当者)

 市教委は「いじめと自殺の因果関係は不明」と主張していますが、調査のあり方が問われそうです。(06日11:41)

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