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2012年7月11日(水) 19:14 |
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高次脳機能障害と闘う女性が講演
高次脳機能障害という障害をご存知でしょうか? 病気や事故などで脳が損傷し、記憶障害や失語症といったさまざまな症状が現れます。 この高次脳機能障害の女性が岡山大学で講演を行い、障害への理解を訴えました。
3度の脳出血の後遺症で脳に重い障害を抱える、山田規畝子さんです。 岡山大学医学部の学生らを対象に行われた特別講義です。 香川県出身で医師、また一児の母でもある山田さん。 左半身の麻痺や記憶障害などがある一方で、外見上わかりにくいため、社会的に認知されていない苦しみを克明に綴った本も出版しています。 山田さんは長い時間話をするのが難しいため、付き添いの中西さんがメッセージを代読する形で講義が行われます。 今は医師を休業して、講演や執筆活動など障害を理解してもらう活動に専念している山田さん。 医者を志す学生からは、日常生活で困ることや医師としてできることなど、様々な質問が出されました。 高次脳機能障害は外見上わかりにくい障害のため、社会的に認知されていないという現状があります。 山田さんは今後も、全国各地で講演活動を続けるということです。
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