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【社会】アンケートに「葬式ごっこ」の回答も 大津中2自殺2012年7月11日 00時22分
昨年10月に大津市内の中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、大津市教育委員会は10日、昨年11月上旬に全生徒を対象にした2回目のアンケートの結果の一部を公表した。1人が生徒へのいじめに「自殺の練習として首を絞められていた。葬式ごっこをさせられていた」と回答していた。 市教委は「生徒に聞き取りをしたところ、事実という確証を得られなかった」と説明した。全生徒には10月中旬と11月上旬に分けアンケートをしたが、これまで2回目のアンケートの実施自体を公表していなかった。 2回目では「今までにまだ伝えていないこと」などを質問し、全生徒の2割ほどが答えた。 昨年12月、市教委は学校から2回目のアンケートで「新しい情報は確認できなかった」と報告を受け、内容の確認を怠った。 今月6日に市教委が2回目のアンケートを見直すと、自殺の練習についての記述が見つかった。書いた生徒と、その内容を伝えた生徒の計2人から聞き取り調査をした結果、いずれも伝聞情報で「事実と確証を得られない」と判断した。内容は遺族に伝えていない。 沢村憲次市教育長は10日の会見で「事実確認や調査が不十分だった」と陳謝した。しかし「いじめと自殺の因果関係は判断できない」との姿勢を崩さなかった。 生徒アンケートをめぐっては、1回目のアンケートで「自殺の練習をさせられていた」とする回答が16人いた。だが市教委は「現場を直接見た生徒がおらず、事実だと判断できなかった」として、今月4日まで詳しい内容を公表していなかった。 (中日新聞) PR情報
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