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【グラニュース】


吉村、仙台にリベンジ言宣 前回対戦でミスから失点

2012年7月12日 紙面から

紅白戦で精力的に動いた吉村=トヨタスポーツセンターで

写真

 名古屋グランパスのMF吉村圭司(32)が11日、仙台戦(14日・豊田スタジアム)での名誉挽回を誓った。5月19日の前回対戦では、自身のミスで先制点を許し、試合も0−4で完敗した。この試合を映像でチェックした吉村は「取り返したい」とキッパリ。今季の行方を左右する首位・仙台との決戦に向け、闘志をみなぎらせた。

 脳裏に刻み込まれた屈辱を拭う、最大のチャンスがやってきた。勝てば勝ち点4差、負ければ10差となる首位・仙台との大一番。吉村は「ああいうミスをして、取り返したい気持ちもあるし、ここで仙台をたたかないと離されてしまう。チームとしても個人としても大事な試合」と、特別な思いを明かした。

 「ああいうミス」とは、5月19日のアウェー仙台戦でのプレーだ。吉村はMFダニルソンの負傷により前半23分から緊急出場。その15分後、右サイドを突破したMF関口の折り返しのボールをクリアしようとしたところをMF梁に奪われ、決められた。忌まわしい記憶。しかし吉村は消化して前に進むため、映像で自分のプレーを分析した。

 「僕はどういう状況でミスをしたのかを確認したいタイプ。この前は試合の入り方も気持ちの面でも、しっかり準備できていなかったのがプレーにも出た」。焦る気持ちが体に影響したのか、この試合で全治2週間の右太もも裏肉離れ。その後5試合で出場機会はわずか3分間しかなかった。次節は何の因果かMFダニルソンを出場停止で再び欠くため、出場の可能性は高まる。

 「チャンスがくればしっかりとこの前のミスを返上したい」。攻守にチームを安定させ、勝利に導くことこそが最大のリベンジ。その時を待ち、百戦錬磨のベテランが虎視眈々(たんたん)と牙を研ぐ。 

 (宮崎厚志)

 

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