福島第1原発:4号機建屋上部、がれき撤去終了
毎日新聞 2012年07月12日 東京朝刊
東京電力は11日、福島第1原発4号機の原子炉建屋上部で、がれき撤去が終了したと発表した。
今秋までに、建屋上部に残る格納容器のふたなどを撤去したうえで、放射性物質の拡散を防ぐ建屋カバーの建設を始める。撤去作業は昨年11月から実施していた。
4号機は事故時は定期検査中だった。使用済み核燃料プールには、新燃料204本を含む1535本の核燃料が残っており、大量のがれきが燃料回収の妨げの一つとなっていた。
東電は来週にも、新燃料2本を試験的に取り出す作業を始める。【中西拓司】