中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【大リーグ】

ラルーサ、一夜限りの名采配復活 11人継投で16年ぶり”完封”

2012年7月12日 紙面から

◇第83回オールスター戦 ナ・リーグ8−0ア・リーグ

 昨年カージナルスをワールドシリーズ制覇に導き指揮官を勇退したナ・リーグのトニー・ラルーサ監督(67)が一夜限りの采配で名将ぶりをみせた。メモ帳片手に野手全員をつぎ込み、小刻みな継投で圧勝に導いた。

 「球場に来たときから全てが完璧だった。こんなビッグゲームで普通は8点も取れないだろう?」。内野手でメジャーデビューを果たしたのは1963年。本拠地カンザスシティー時代のアスレチックスが振り出しだった。

 選手としては大成しなかったものの、監督業では通算33年で世界一3度。自らの原点の地に再びユニホーム姿で戻ることができ、感慨もひとしおの様子だった。

 試合では見事な完封リレーを演出した。6月に完全試合を達成したジャイアンツの先発右腕マット・ケーン(27)が2イニングを1安打無失点に抑えると、その後は10投手をマウンドに送り、野手を含めて、試合に出なかったのはカージナルスのリン、パドレスのストリートの2投手だけだった。

 「最後の何イニングかは本当に楽しめた」と指揮官。指名打者制の試合だったため、投手と野手を同時に交代させる得意の「ダブルスイッチ」は見せられなかったが、監督生活最後の大一番で真骨頂の『全員野球』を存分に発揮した。

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ