中国人グループによる運転免許試験のカンニング事件で、東京地検は１１日、無職の張展彪（３７）、郭建海（３４）両容疑者ら３人を道交法違反（免許証不正取得）で東京地裁に起訴した。
起訴状などによると、３人は５月１６日、郭容疑者が警視庁江東運転免許試験場で学科試験を受けた際、携帯電話やワイヤレスイヤホンを使って試験の正解を伝えるカンニング行為を行い、運転免許を不正取得したとされる。
地検によると、張容疑者はあらかじめ全種類の問題用紙を入手し、郭容疑者から配られた問題用紙の種類をせき払いなどの合図で聞き取って、正解を吹き込んだという。張容疑者は「日本語ができなくても運転免許が取得できる」などと宣伝していたという。