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【プロ野球】

ツイてない? 巨人、雨の岐阜で連勝ストップ

2012年7月12日 紙面から

◇広島4−2巨人

 広島の前田健が自身5連勝でリーグトップに並ぶ9勝目を挙げた。ピンチで粘りを見せ、7イニングを2失点。1−1の4回には自ら勝ち越しの二塁打を放った。5回には岩本の2ランで加点。巨人は反撃が及ばず、連勝が5で止まった。

      ◇

 試合直前まで激しく降り続いた雨が、ツキを洗い流してしまったのか。巨人は相手のミスでラッキーな勝ちを拾った前日とは一転して雨に泣かされた。

 ぬかるむマウンドに足を取られたゴンザレスがKOされると、2点差に迫っていた8回に再びの降雨による水入りと散々の展開。破竹の連勝は5でストップした。

 助っ人右腕は意外にも繊細だった。悪コンディションに加え、主審の判定にもイライラし通しだったゴンザレスは、5四球と乱調で、3回から5回まで立て続けに失点。6回無死一塁では石原のバントを処理しようとして足を滑らせ、尻もちをついてしまう失態を演じる。最後まで調子を取り戻せず、結局6回途中4失点でマウンドを降りるハメになった。

 さらに悲劇は続いた。7回に隠善の二ゴロの間に2点差とすると前田健はこの回で降板した。反撃ムードが高まった8回は長野が敵失で出塁。谷は倒れたものの、坂本、村田、高橋由のクリーンアップを迎えていよいよというところで雨脚が強くなり、プレー不能に。中断は59分間にも及び、再開後は坂本、村田が連続の空振り三振。岡崎ヘッドコーチは長い中断の影響について「難しかったと言ってもプロだから」と否定したが、すっかり勢いが寸断されてしまったのは明らかだった。

 岐阜での公式戦は、4−3で勝利した2009年6月30日の広島戦以来3年ぶり4度目だったが、初の黒星。ゲンのいいはずの球場で運に見放された原監督は「長いゲームでしたけどね。明日また切り替えてということ」とあきらめ顔だった。 (臼杵秀之)

 

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