個人向け貸し付け 今年一斉に返済期限=韓国
【ソウル聯合ニュース】銀行の住宅担保貸付と信用貸付を合わせた個人向け貸し付け約100兆ウォン(約7兆301億円)が今年返済期限を迎える。1世帯当たりの平均負債は8000万ウォンに上る。
金融委員会が5日までに発表した集計によると、年末までに返済期限を迎える銀行の住宅担保貸付は79兆5000億ウォンに上る。
また、個人向け貸し付けのうち担保貸付と信用貸付の割合が4.5対1という統計庁の調査を適用すると、個人向け貸し付けの今年の負債満期額は98兆ウォンとなり、100兆ウォンに迫る。
担保貸付が期限内に返済できない場合、住宅などの担保が競売にかけられる。銀行貸付の場合は返済できなければ信用不良者に転落する。
不動産競売専門サイトのGGオークションによると今年上半期(1〜6月)の首都圏の競売件数は1万3210件で、2008年同期の2.3倍に増加した。GGオークションは「競売にかけられたマンションの大部分は住宅担保貸付を返済できなかった物件」と説明する。
さらに、ソウル地域のマンション売却価格率は2007年の91.6%から今年は77.6%まで低下しており、債務者にとってさらに厳しい状況となっている。
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