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【サッカー】

大儀見で初ゴールだ

2012年7月11日 紙面から

サッカー女子日本代表合宿で男子大学生と競りあう大儀見(左)=千葉県内で

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 なでしこジャパンで唯一の奥さまストライカーが、新たな挑戦を宣言した。昨年7月に結婚したが、今回の五輪メンバー発表を機に、登録名を旧姓の永里から「大儀見」に変更。心機一転となる一戦を前に、10日の居残り練習では強烈なシュートを繰り返し放ち、準備万端をアピールした。

 「過去の自分にこだわりたくない。永里で積み上げてきたものを一回リセットして、新たな名前で、新しいものを積み上げるスタート」

 ここから大儀見優季として、新たな実績を積み重ねていく考えだ。

 女子代表歴代3位タイの37得点を挙げるストライカーは現在3試合連続得点中。オーストラリア戦で得点すれば、2005年、08年に続いて自身3度目、女子代表最多タイの4戦連発となる。過去の4試合連続ゴールはともにオーストラリア戦で達成しており、通算9戦5得点と相性も抜群。「結果は常にこだわっている。ゴールを取るためにすべてをやっている」と意欲十分だ。

 今回の帰国後、メンタルトレーナーを務める夫の勧めで、バランス筋力強化というテーマに取り組み始めた。「スタートの1、2歩目のスピードだったり、猫背の矯正、アゴを引いて、ロスなく、正しい姿勢で筋肉の細かい部分を意識させ、バランスを取りながら走る」。走りの質を高めることで、さらなる成長を目指している。

 「結果も、内容も伴った試合を見せないといけない。どんな試合も五輪につながる試合だから」。大儀見にとって、五輪の金メダル獲得という新たな挑戦はもう始まっている。 (相原俊之)

 

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