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【大リーグ】

ダルは筋トレの“勧め” 固定観念に縛られすぎで「日本は伸びていない」

2012年7月11日 紙面から

 日本球界の発展を願ってダルビッシュ有投手(25)が9日、悪役を買って出た。この日のオールスター公式記者会見で、日米選手の体格差に話が及ぶと、危機感いっぱいに「日本は変な固定観念に縛られすぎ。そのせいで、この何十年全く野球が伸びてない」と苦言を呈した。

 メジャーでは初出場の球宴。「今までの中で一番勉強になる試合じゃないかな」と他の一流選手の筋肉の付き方やトレーニングメニューを参考にしたいと笑顔で話していたダルビッシュが徐々にヒートアップし始めた。

 「体が違うのではない。そもそも(日本とは)トレーニングの内容が違う」と切り出すと、筋トレに一家言ある男はもう止まらない。「日本人は単純にトレーニングをしない。筋肉が付いたら体が重くなるとか、訳のわからんことを言う人がいるから抜け出せない。今までも(日本の選手に)伝えていた。でも伝わらないのが現状」と続けた。日本ハム時代から地道なトレーニングを続け、現在の鋼のボディーを手に入れた男は日米で感じた体格の差を憂いた。

 ダルビッシュ自身、良いものを吸収しようという向上心はどんな場所でも変わらない。球宴ではトレーニング法だけでなく、他の投手に変化球の握りも伝授してもらうつもりだという。ただ出るだけでは終わらない。一流選手が集う祭典で、ダルビッシュがまた一歩高みへと昇るためのヒントをつかむかもしれない。

 

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