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J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
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【大リーグ】フィルダーがHR競争制す 3年ぶり2度目、複数回Vは史上2人目2012年7月11日 紙面から 【カンザスシティー穐村賢】第83回オールスターは10日(日本時間11日午前9時開始予定)、当地のロイヤルズ本拠地カウフマンスタジアムで行われる。9日(同10日)は恒例のホームラン(HR)競争が行われ、決勝で12本塁打を記録したプリンス・フィルダー一塁手(28)=タイガース=が3年ぶり2度目の優勝を飾った。HR競争で複数回優勝したのは3度優勝のケン・グリフィーJr.外野手(マリナーズなど)に次ぐ史上2人目。フィルダーは出場8人中上位4人が勝ち進む1回戦で5本とギリギリ4番目での勝ち上がりだったが、2回戦で最多11本を放ち、決勝では昨季まで2季連続のア・リーグ本塁打王、ホセ・バティスタ(31)=ブルージェイズ=の7本を上回った。 壮絶なパワーと飛距離140メートル超弾2発など桁外れの飛距離で、日本でもなじみの深いフィルダーが2009年の第80回大会以来となる2度目の栄冠を手にした。 決勝戦の相手バティスタが10個目のアウトを喫し、柵越え7本止まり。既に12発を打ち終えていた自らの優勝が決まると、フィルダーはグラウンドに連れて来た息子2人と抱き合って喜びをかみしめた。HR競争優勝は3年前に経験済み。昨季は球宴MVPも手にしており、われを忘れてというほどではなかったが、「勝ててうれしい。すごく楽しめたよ」と阪神でもプレーした父セシルさん譲りの人なつっこい顔に笑みをたたえた。 優勝会見には昨季のMVP受賞後同様2人の息子を同席させた。息子の1人が報道陣から勝因を聞かれると「お父さんが一番すごい選手だから」と即答。それを慈しむような目で見つめるフィルダーに、家庭でのよきパパぶりが透けて見えた。 ともに複数回優勝となったケン・グリフィーJr.氏とは幼少期からの縁がある。子どものころ、よくグリフィー家で遊んでいたというフィルダーは「よく面倒を見てもらった。彼のことについての話が出るのは特別なことだね」と感慨深げだった。偉大な打者にまた一歩近づいたフィルダー。チームの、そして自身の2年連続プレーオフ進出を目指し、後半戦も主砲としてタイガースを引っ張る。 PR情報
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