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【プロ野球】

巨人ラッキー5連勝 内海KOも広島がエラー連発

2012年7月11日 紙面から

巨人−広島 5連勝にジャビットと抱き合って喜ぶ巨人の原監督=京セラドーム大阪で(中西祥子撮影)

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◇巨人7−4広島

 巨人が連勝を5に伸ばした。6回にエドガー、長野の適時打と谷の犠飛で3点を勝ち越した。2番手の福田が4勝目。広島は4回に守備の乱れが絡んで4点を与えるなど、自滅で連勝が5で止まった。

     ◇

 これが乗っているチームの勢いというものか。巨人・原監督は「今日はツイてましたね」と高笑いだった。4回にタイムリーなしで一挙4点を奪うなど、ラッキーの連続で広島に逆転勝ち。今季3度目の5連勝で、2位・中日とのゲーム差を今季最大の3に広げた。

 前半戦最後のヤマ場となる9連戦。大阪→岐阜→東京→名古屋→大阪と超ハードな移動ものしかかっていた。そんな大事な初戦で内海はいきなり2失点するなどフラフラ。暗雲が漂ったが、コイの守備陣が勝手に吹き飛ばしてくれた。

 2点を追う4回。1死一、二塁から村田のボテボテの打球を遊撃・梵と三塁・堂林が譲り合って満塁に(記録は内野安打)。続く阿部の併殺コースの当たりを堂林がはじいて1点差。高橋由が押し出し四球を選んで同点とすると、エドガーの三ゴロを今度は堂林からの送球を二塁・菊池がポロリ。2度も“併殺”を食らったはずなのに、労せずして逆転に成功。最後は古城がセンターに犠飛を打ち上げて4点目。適時打ゼロのビッグイニングが完成したのだ。

 同点とされた後の6回も幸運は続いた。死球で出塁した高橋由が菊地原の暴投で一気に三進。無安打でチャンスをもらうと、エドガーが決勝打を放って乱戦にケリをつけた。指揮官も「相手のミスというか…ツイてたと思います。非常にツイていましたね。こっちとしてはツキがあった」。何度も「ツイていた」と繰り返すほど、不思議な風が吹いていた。

 もっとも、相手のミスに付け込むのも強さのうち。東京ドーム以外での試合は18勝19敗2分けと負け越していたが、この勝利で五分に。8試合を本拠地以外で戦わなければいけない9連戦の初戦を取れたことは大きかった。 (臼杵秀之)

 

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