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うなぎ高騰で給食の献立見直しへ7月11日 5時43分
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うなぎの養殖が盛んで、例年、小中学校の給食の献立にかば焼きなどを取り入れてきた静岡県浜松市は、価格の高騰のため、8割近い学校でメニューを見直す初めての対応を取ることになりました。
浜松市では、毎年、夏の土用の丑の日を前に154ある市立の小中学校のほとんどで、かば焼きを始めうなぎを使ったメニューを給食に取り入れてきました。
NHKが各地の給食センターなどに取材したところ、ことしはうなぎの価格が去年の1.5倍に高騰している影響で、全体のおよそ76%に当たる118の学校で採算が合わないとして、使ううなぎの量を減らしたり、メニューを見直したりする対応を取ることが分かりました。
このうち、浜松市西区にある舞阪小学校と舞阪中学校では、11日の給食で例年出してきたかば焼きを取りやめ、うなぎの炊き込みご飯に変更します。
これによって、使ううなぎの量を一人当たり5グラム減らしたということです。
また、北区にある6つの小中学校では、今月18日の給食で混ぜご飯に入れるうなぎの量を例年の半分に減らし、代わりにしいたけやにんじんなど野菜を入れるということです。
浜松市の保健給食課は「価格高騰で、ことしは例年どおりのメニューは厳しい。ほかの具材を入れる工夫で見た目や味で子どもたちが満足できるようにしたい」と話しています。
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