ビジネスマナーは、教わるものであり自分で学んでいくものでもあります。ふとした瞬間に、「コミュニケーションスキルが低いなあ……」と気になってしまったセリフ、ありませんか?そんな注意フレーズを10ご紹介します。「丁寧に話すこと」だけに気をとられないようにするのがポイントです。
■ビジネス会話での注意フレーズ10選
・ 1:「○○の方(ほう)」
直接顔を見て話すとついつい「丁寧に聞こえてしまうから」と使ってしまいがちですが、不自然です。一度使ってしまうと何にでもつけてしまう傾向があるので要注意!例えば、「メールの方、お送りしました。」ではなく、「メールをお送りしました。」が正解です。
・ 2:「○○じゃないですか?」
改めて字におこしてみると、なんだか馴れ馴れしい印象ですね。同意を求める場合には、他の言い方をお勧めします。「先日ご相談した件、あったじゃないですか。」と言ってしまっている方。「先日ご相談した件ですが、ご検討頂けましたか?」と直してみましょう。
・ 3:「本当ですか!」
驚き、喜びを表現する際に出てしまいがちですが、ビジネスシーンにはふさわしくない表現です。「左様でございますか」、もしくは「驚きました」など感情をそのまま表現しても良いでしょう。
・ 4:「おっしゃっていただいて」
二重敬語を使ってしまうことで、敬語を知らないと思われる方も。慇懃無礼な印象を与えてしまうので、丁寧に丁寧にと意識しすぎず肩の力を抜いていきましょう!「言っていただけて」、もしくは「おっしゃって」が正解です。
・ 5:「よろしかったでしょうか」
よく耳にするのでつい口から出てしまうことがあるかもしれません。過去形で疑問文という、よくよく考えてみればおかしな組み合わせです。シンプルに、「よろしいでしょうか」と確認しましょう。
・ 6:「えっと~」
語尾を伸ばすとだらしない印象ですね。学生じゃないんだから!と思わずツッコミを入れたくなるという声もよく聞きます。「えー」や「あのー」など、意味を持たない言葉はなるべく使わずに。言いたいことを整理して話すと良いですよ。
・ 7:「分かりました」
目上の方に対しては失礼にあたります。社内など、気心の知れた人が相手であればそう堅くなる必要もありませんが、正しい言い方をした方がスマートですよね。「かしこまりました」と言い慣れている人は、デキる印象です。
・ 8:「お伺いする」
世の中にだいぶなじんでしまっていますが、実はこれも厳密には二重敬語です。謙譲語である「伺う」だけで本来は十分ですので、気になる方は明日から直してみましょう。「十時に伺います」。習慣として定着している二重敬語なので、日本語として間違い!ということではないです。
・ 9:(社外の方からの伝言を社内の人間に)「お伝えします」
一見正しいように思えますが、この状況で「お伝えします」と言ってしまうと社内の人に対して敬語を使っていることになります。敬う先を意識した使い方を心がけましょう。「申し伝えます」。
・ 10:「○○部長様」
社外の方が相手の場合、役職だけでは呼び捨てにしているように思えてつい「様」をつけたくなりますが、本来はお名前+役職のみでOKです。「○○部長はいらっしゃいますか。」で十分です。「様」をつけたい場合は、「部長の○○様」と名前に様をつけましょう。社内の人を呼ぶときは「部長!」ではなく「○○部長」とお名前をつけた方がより丁寧です。
企業風土により「○○部長さん」などと呼ぶのを推奨する会社もあります。一概には間違っているとも失礼にあたるとも言えないので、会社の雰囲気にあわせて使いましょう。
■おわりに
いかがでしたか?新入社員時代、電話口で伝言を承った同期が「伝え申します!」と言い放って「武士じゃないんだから!」とオフィスの笑いをさらっていった思い出がよみがえりました。美しく正しい言葉遣いでビジネススキルをブラッシュアップしたいですね。
【新人研修で役立つ「他己紹介」実践法!】
(著:nanapiユーザー・dahlia* 編集:nanapi編集部 写真:ヤッホー from 足成 http://www.ashinari.com/2009/08/12-026174.php?category=6)