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消費者庁 “身長伸ばし”根拠なし7月10日 21時32分
手術をせずに身長を伸ばしたり顔を小さくしたりすることができるなどとホームページに掲載し、客を集めていた東京都内の会社に対して、消費者庁は効果が出る根拠はないとして、景品表示法に基づき不当な表示をしないよう命令を出しました。
命令を受けたのは、東京・中央区にある「コジマ身長伸ばしセンター」です。
消費者庁によりますと、この会社は平成20年3月ごろから、ホームページに「外科手術ではなく、メスも注射も使用しない施術で、望みの身長を手に入れてください」などと表示していたほか、顔を小さくする矯正術についても「高度な施術で元に戻る心配もない」などと表示していました。
この会社では、特殊な台の上に横になった状態で2、3時間回転させれば身長が伸びる、手やベルトで頭を強く圧迫すれば顔が小さくなるなどと説明して客を集め、年間2700万円余りの売り上げがありましたが、消費者庁が確認したところ、十分なデータがなく、表示したような効果が出る根拠はなかったということです。
このため、消費者庁は、著しく誤解を与える不当な表示だとして、この会社に対して、景品表示法に基づき、不当な表示をしないよう命令を出しました。
「コジマ身長伸ばしセンター」は「命令を真摯(しんし)に受け止め、一時的に社名の変更も検討したい。骨が伸びたという事実はあるので、今後、裏付けとなる根拠を提出したい」と話しています。
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