遭遇
諏訪大社は洩矢諏訪子という神が治める地である。
太古の民達が月へ旅立ってはや数万年。
当てもなくブラブラしていたら諏訪の地へ到着した。
「何か御利益があると嬉しいですねー」
そんな独り言を呟きつつ本社の中へ入っていく。
どこかの貧乏巫女が欲しがる賽銭制度はまだ無く、ひたすらお祈りをするという内容だった。
(再会できますように……)
永琳とね。そんなお祈りをして、さぁ帰ろうと思ったが、どうやら帰れないみたいだ。
何故なら、あの洩矢諏訪子がこっちにダッシュで走ってきていたのだ。
「名前も言えやあああああああああああああああああああああ!!!」
ラ○ダーキックが襲いかかってくる。あ、下着見えた、役得役得。
「危ないッ!?」
そんな幸せな光景も長くは続かず、咄嗟に反応して右へ避けるも……。
「ッシャァッ!」
白い蛇がこっちに襲ってくる。
ミシャグジか、でもなんで襲われるんだ?
妖精は、他の種族より嫌われている。
「お前、妖精だな。珍しいやつがお祈りに来たと思ったら変な願い言いやがって」
「よ、妖精がお祈りしたら駄目なんですか……?」
あ、今分かった。私は精神面が弱い、若干涙目になっているのが自分でわかる。
「別に信者へ害を及ぼさない限りは構わんが、もうちょっと要領を経た内容を言え!(か、可愛いーーー!)」
あ、これは反省。妖精になって頭のネジも数本外れたかな。
後に永琳が言っていたのだが、それはあなたの素の性格よ? と言われ結構落ち込んだのは別のお話。
「名前っていうと再会したい人の名前ですか?」
「そうだよー、ちゃんとお願いしてやっと叶えてあげられるんだから。あ、口調はこれが素ね」
じゃあなんで最初はあの言葉で出てきたし。「気分だよ」さいですか。
「しかし妖精ってのも結構嫌われているねー、この前森に言った時なんか水色の髪の妖精と緑色の髪の妖精が虐められていたよ」
「それが妖精ってモノでしょう、経験を生かせないのが弱点でもありますし」
「だけど君は本当に妖精かい? 確かに雰囲気は妖精そのものだけど…」
「妖精ですよ。そんなに妖精らしく………って、水色の髪と緑の髪のの妖精!?」
「ッ!? ど、どうしたんだい?」
う、うーん、あの二人か? 全く関係ない妖精はよっぽどのことがない限り放っておくんだが、あの二人となるとぜひ助けてあげたい。
「すいません、暫く近くの森を探索してきます!」
「別にいいけどしばらくはこの社で一緒に暮らしてねー」
何故に!? 何故になんですか!?
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