どうしよう、いくら考えてもこの小説の最後はBADEND的な物になってしまう…。
能力
姫川理
身長130cmセンチ、元の世界にいた時は170センチ。この後少しだけ伸びる予定。
姿は黒髪で紅い瞳。若干ストレートで顔も女の子みたいに可愛い。
世間で言う男の娘。だが本人の前で言うと容赦なくキレる。
地の分は普通の口調だが、喋るときは殆ど敬語。
服装は皆さんの想像にお任せします。一人称は私。
閑話休題。
「………」
怠い、体が非常に怠い。
しかも目の前には恐竜みたいなやつ。食われそう。
だが果てしなく体が怠い。妖精だからか? それとも生まれて間もないからか?
もしかして執筆者が眠いからか? っと失礼。
さて、目の前の恐竜は涎を垂らしながら俺に迫ってきてるわけだが、どうやって倒そうか?
能力の使い方は催眠学習よろしく眠っている間に教え込まれたらしい。
「……三十六計逃げるにしかず」
無駄に命を散らそうとすることもあるまい。
私はとりあえず走らせた。
走ったのではない、走らせたのだ…………バイクを。
凄い爆音とともにGが襲ってくる。だが恐竜に食われるよりマシなので我慢して耐える。
あっという間に恐竜の姿は見えなくなり、難を逃れることが「ウガアアアアアアアァァァァァァァァ」出来なかったみたいだ。
なんだアレ、ティラノサウルスか? 時代がおかしくないか? そんな疑問を想いつつも俺はそいつの懐をバイクで通り抜けようとした。
野生の勘というのだろう、ティラノサウルスはとっさに尻尾で俺とバイクを叩いてきた。どうすることも出来ず地面にたたきつけられる私。
「ガッ……」
少し血が出た。痛い。 若干頭に来た俺は「物質を創造する程度の能力」であるものを生み出す。
本来生身で扱えるものではないが、あいにくもう人間ではないので関係ない。
淡い光と共に俺の手に現れたのは、30mmアヴェンジャー砲。
簡単に言うと人が当たれば一瞬で消し飛ばすことが出来るガトリング砲。
本来は「A-10」という爆撃機に付いているが、生身で撃てるように創りだした特注の奴。
「当たると痛いぞ、喰らってみなさい!」
ぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅるあぁぁぁぁあああああああああああああああああああああ。
え、効果音? 「バババババッ」とか「バリバリバリッ」よりは良く伝わるんじゃないかなと思って。
30秒間ぐらい撃ち続けて、掃射を中断してみると……。
何もなかった。 どうやら体についている肉や骨、内臓、あらゆるものを木端微塵に消し飛ばしたようだ。
その証拠にあたりには悍ましい程の血が地面にべっとりと付いていた。生臭い鉄の匂いだった。
「気分が悪いですね」
呟くように声を出すが誰も聞いたものはいない。
妖精というからにはあちこちをふらふらしている。
私も基本妖精なのでその癖はある。体が若干怠いのは、おそらく私の性格がこうなのだからだろう。
どうやらこの世界には私以外の妖精はまだいないらしい。 始祖の妖精とでも言うんだろうか?
東方の二次創作とか読んでいたが、転生モノで「テンプレ」なるものがあるらしい。
だが私はそのテンプレを知らないので、この先がどういう展開なのかは全くわからない。
原作が始まればわかるのだが、今生まれている人間はようやっと集団生活を始めた段階である。
「暇だわ、10年ぐらい寝ましょうかね」
そういうと一番背が高い樹木の一番上の枝に移動してゆっくりと目を閉じる。
(次に目が覚めた時には、何か面白いものがあると嬉しいんだが)
それではお休みなさい。
落とす程度の能力は永琳が月に行く際に使用、操る程度の能力は諏訪大戦で使用する予定。
※予定は未定。
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